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2017年10月8日日曜日

ユリコップ

「死んでほしいと思った・・・・・・でも、心のどこかで償ってほしいとも思った」
遺族の言葉を拡大解釈し、私は拘置所にいるBを利用することにした。
まともな人間を機械の体に入れて発狂するのは当たり前のことだ。むしろ犯罪者ほど力にあこがれ、この体を受け入れるだろうというのが私の持論だった。
そして、病院でBは脳だけの姿で、培養液のタンクに入れられていた。彼女はもうすぐ生まれ変わる。この街の治安を守る警官として。
今、私は自分の成した芸術を、うっとりとしながら眺めていた・・・・・・。