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2023年7月31日月曜日

カリスマを読んでます

 現在、新堂 冬樹氏の小説『カリスマ』を読んでいます。

なんか『闇の貴族』とか『血塗られた神話』ではまだまだまともな人がいたのですが、本作には殆どそういう人たちがいないというか・・・。劣等感と虚栄心(特に見栄のためにしょうもない噓と正当化を重ねる信康さん!)、私欲と獣性まがいの性欲を拗らせて、倫理観が欠如した大人たちの地獄絵図が容赦なく描かれています。

本作を読み進めていくうちに「なんでこんなウソに引っかかるんだよ・・・」と思ったのですが、東日本大震災はアメリカの起こした人工地震だという主張や、現在でも新型コロナウイルスのワクチンにはマイクロチップが入っているという主張を真面目に信じる人たちがいるので、他人事ではない恐ろしさを感じました。

話は変わりますが、こうした陰謀史観めいた嘘を信じる人たちをバカにしたり、そういう所からリテラシーと称して(主にネットで)科学的知識で叩くような風潮は好きじゃないです。それをいい出したら屁理屈っぽくなるので、あんまし書く気はないですが・・・。

2023年7月30日日曜日

地方都市・・・

 なんかねぇ・・・はてな匿名ダイアリーのアレを見たんですが・・・特にどういうのが蜂の巣をつついた騒ぎになるんかわかるようだなと思いました。

ああいうのを刺激してバズらせるような風潮ってありますが、非常に有害だと思います。正直・・・。こっちも広島という「地方都市」育ちで、学生時代も倉敷でした。で、今も広島在住ですが、すぐ「豊かな東京VS貧しい地方」みたいな煽りを持ち出した挑発には乗らんようにしたいです・・・。それが狙いかもしれないし・・・。

こういう地獄絵図を見ると、もうネットを普及させる前に予めルールを定めておいた方がよかったんじゃ・・・?と思います。まあ・・・私もこのブログとかSNSとか、ルール無用の理に乗ってしまってるんで、人のこといえないんですがね・・・。

2023年7月29日土曜日

◎「恋するマスク 変するマスク」にお邪魔いたしました。

本日は2回目の更新になります。

 先週くらいの話になりますが、タメンタイギャラリー様にて、美音異星人氏が開催中の展覧会「恋するマスク 変するマスク」にお邪魔いたしました。

下に会場の様子をアップいたします。




このような形で、美音異星人氏のマスクをつけた写真がたくさん貼られていました。作品のバックストーリーと合わせて作品を見てみると、世界を一変させたといわれている新型コロナウイルスのパンデミックの渦中で、必死に生きようともがいている人間の生き方が凝縮されているように思えました。私はまだまだマスクを1アイテムとしか見られてないので、向き合い方が未熟だなと思い知らされたり・・・。

現代アートにおいて新型コロナウイルスや東日本大震災などは最早一般教養になっていますが、私は美音異星人氏のアプローチが一番しっくりくる(同じ広島で御活動されていることに加え、エキセントリックな中にシリアスさが潜んでいる作風が好きなのです)ような気がしました。なお、パフォーマンスも見たかったのですが(私が)東京へ拙作を出展する関係で見られませんでした。本当にすみません・・・。

それってズルですか?

 昨日はとあるツイートについて絶句したと書きましたが、それについて書いていこうかと思います。

まあ・・・辛い境遇を綴った作文が、コンクールで受賞しやすい傾向があるんかどうかは知りませんが、相手の不幸を「ズル」とかいえるその神経・・・そこに対しての引用RTもリプライも結構酷かったな・・・。なんでこう、人の琴線をわざとああいう形で叩けるのか・・・。人が死んでるんだぜ・・・?なんでそこで、自分の境遇に感謝するような発想にならないのか・・・?

まあ、被害者遺族を中傷して捕まった人っていますけど、実はそういうメンタリティと地続きなんじゃ?と思います。

私もこれまでの人生において、間違って人の琴線を叩いてしまったことはあると思いますが、こういう形で失敗をしないように気をつけていきたいです。

妬みは人を成長させるといいますが、それは競争心のいい換えであり、本当の妬みというのは、自分より優れた人を勝手に悪者にして、恨み辛みを拗らせて呪うことだと思うんですよ・・・個人的には・・・。



2023年7月28日金曜日

「超視線展」開催中です

 現在、The Artcomplex Center of Tokyo様にて開催中の「超視線展」に拙作を出展中です。

搬入はスタッフの方にお任せいただきました。普段私が設営すると、いつも歪なことになってしまうのですが、綺麗な配置をしていただき、本当に感謝に堪えない気持ちであります・・・。

下に会場の様子をアップいたします。


昨日は絵葉書が2枚程度売れました。お買い上げいただいた方に、厚くお礼を申し上げます。

これから本格的に暑くなってくると思いますが、色々対策をした上で、頑張っていきたいと思います。

そういえば、Twitter上で思わず絶句するようなものを見つけました。それについてのお気持ちみたいなものは・・・明日ちょっと書いてみたいなと・・・。

2023年7月27日木曜日

『死後出版』を読みました

 なんか出版業界ものってすごくたくさん見ますが、『死後出版』という漫画はその中でもユニークな作品だなと思いました。著者の死後に作品を出版するという特異な出版社「死後出版」を舞台にしたものですが、ぬいぐるみの写真集を出版したいヤクザや、恋人を想う老婦人など、色々な背景を持った人達がお客様としてやってきます。

ですが、この死後出版、死ぬからといって何でも受けつけてくれるわけではありません。

死ぬという「情」にほだされることなく、作品にする価値のない文章は容赦なく断られます。特に、逆張り冷笑系崩れの死刑囚や、自殺をダシにして名乗りをあげようとする作家に対しての、編集者である栞田さんの言葉はストレートゆえに、誠実さを感じられました。

(追記)

この文章で、以前下の方に「(日本で)刑場があるのはあるのは拘置所では?」と書いていましたが・・・すみません・・・実際には刑務所にもありました!本当にすみません(泣)

2023年7月26日水曜日

悩んでましたが・・・

 まあ、感染状況によってはキャンセルするかすまいかを考えていましたが、結局は行くことにしました。東京へ・・・。

いま使っているイヤホンが、片方聞こえなくなっているので、新しいものを買いたい気分です。それと、最近買った本なんですが・・・かなり頭に来る書き方がされてあったので、他の本と一緒にブックオフに売ろうと思います。本棚を整備したとはいえ、かなり本も溜まってきたので・・・。

この「頭に来る」というのが、これに近いやつだったんですよ・・・。トランプ大統領を支持してる奴は愚昧な肉体労働者だとか、自民党を支持してる奴はIQが低いからそうなるとか・・・ね・・・。ああいうのが一番こたえるわ・・・個人的に・・・。




2023年7月25日火曜日

小説版を読みました

 『大正処女御伽話』の小説版を読みました。珠子さんが家出した理由や、宝島(小説のやつです。同じ作者でいえば、『ジキル博士とハイド氏』の方が好きだたりするのですが)に触発されてみんなで遊んだりと、主に1~2巻において語られなかった所を書いている感じでした。エピローグに関東大震災も描かれていますが、被災の描写がメインではなかったです。

で、やっぱり印象に残ったのは、珠代さんです。やっぱり嫌がらせでしかみんなにアプローチできなかったのね・・・あの人は・・・なんか我儘をいうようで恐縮ながら、あの人がトマトを食べる挿絵を見たかった気もします。

それから、エピローグの後に書かれていたRPG風の話ですが、強敵とされるエビルヴァインなのに、いつものお馴染み4人組にボコボコにされ、あっけない最期を迎えたな・・・と思いました。それでも、けっこう楽しいものがありました。

もし平成オトメ御伽話・・・みたいなものがあれば、絶対阪神淡路大震災とか東日本大震災とかが取り上げられると思うのですが、個人的には地下鉄サリン事件も・・・と思います。あれだって結構衝撃度は高かったんでね・・・。


2023年7月24日月曜日

絵の練習・・・

こんなの誰かのせいにしちゃいけないと思いますが、絵の練習をしなければと思っても、この暑さじゃ生きているだけで精一杯・・・という感じです。それくらいの暑さなんだよ、今は・・・。

まあ、製作途中の大型作品があるしな・・・その為に画材になるモノも買ったのじゃ・・・。

それとエナジードリンクに依存しすぎてる気もするので、そっちにも気をつけたいと思います。いえいえ・・・ずっと前に夜勤のバイトをずっとしていて重宝してたのでね・・・。

2023年7月23日日曜日

Edgeの話

 なんかMicrosoft Edgeのことなんですが・・・。

私が見ていたサイトにも書かれていたことですが、本当にいいブラウザなら強制じゃなくて自然とユーザーが集まって、それが宣伝になるのでは・・・?と思います。なんかFirefoxやGoogleを貶すようなポップアップが出るみたいだし・・・。私もGoogle Chromeを使ってますが、正直「好きにさせろよ・・・」と思いました。なんか色々と・・・アレを思い出します。アオイトリデという漫画のワンシーンなんですが・・・。これ以上は書きませんけど・・・。

そういえば、トリシア先生という児童書シリーズを過去に持ってたんですが、その話はまた今度にします。東京へ行く日が近づいているのと、プライベートなこととで、ちょっとバタバタしてるんで・・・。

2023年7月22日土曜日

火事でした

 今日市街地を歩いていると、ビルの向こうから煙が上がっていました。

予想通り、消防車とかパトカーのサイレン音がしたので、火事だったみたいです。

ヘリコプターも何機か飛んでましたし・・・。

もう外を歩くのが億劫じゃ・・・この炎天下だと・・・。

2023年7月21日金曜日

まだ0時ですが・・・

 まだ21日が始まったばかりですが、今日は書くネタが無いですね・・・あんまし・・・。

でも、予備で使っていたミニノートPCなんですけど、インストールしていたWordを使った時だけ入力の反応が遅くてですね・・・四苦八苦してようやく直しました・・・。

PC関係って、目と頭を非常に使うので、ちょっとムカつくことがあります・・・。思うようにならないからストレスというのか・・・。東京への荷造りもまだできていないし・・・。

まあ、現在書けることはこれぐらいです・・・。

2023年7月20日木曜日

お詫び

 すみません、こちらのお話なのですが・・・。

出展内容にミニ画集と描いておりましたが、こちらの事情でポートフォリオにさせて頂きます。勝手なながらすみません・・・。

今日もちょっと更新が遅くなりましたが、別にしなくてもいいものだし・・・。

今日は図書館に行きました。でも、猛暑が続いているので外に出るのが億劫になっているんですよね、正直・・・こんなん外で仕事しなきゃいけない人もいるわけだから、無神経な言葉だったかもしれん・・・。9波のこともありますが、東京には予定通り行くつもりです。感染対策を徹底した上で・・・。


2023年7月19日水曜日

人命軽視

 ちょっと前に、急ぎの用があったんでタクシーに乗りました。

そこでなんか車の(走行に関わらない)機能が故障しとったみたいなんですよ。そしたら・・・運転手さんが・・・「!?」と思うような指示を出してきて・・・いや・・・短距離だったからそれでいいと思ったのかもしれませんが・・・。

いやね、もし何かあったら命に関わる可能性だってあるでしょうと・・・。覚えとったらもう二度と乗りたくないです・・・。そのタクシーには・・・。自分がちょっと煩わしいからって、短距離だから(乗客の)人命を舐めたようなことする人が運転手なんて・・・。

そういえば、PCキーボード入力が不良になっていて、デバイスマネージャーで再インストールすると元に戻りました。とりあえずは良かったです。これから作品の梱包をがんばらないと・・・。



2023年7月18日火曜日

昭和のお話とアシスタント

 そういえば、こんな興味深いツイートを見ました。

確かに・・・野比のび助は戦争経験者ですけど、そこらへんで「ズレ」が生じることはないでもないかな・・・と感じます。私の身内にもゼロ戦パイロットとか、入市被爆した人がいますが、このままだと、戦争経験のないおじいちゃんやおばあちゃん・・・みたいな・・・。

ですが、名作といわれる作品は発表された時代がいつだろうと、単なる「レトロ」ではない親しみやすさと普遍的なメッセージはいつまでも生き続けるものだと思います。『エルマーのぼうけん』や『ロボット カミイ』だって昔の作品ですが、古臭さは微塵も感じられません。その当時に描かれた生活容態や文化に、現代の子供達とズレがあるからといって古いかそうでないかというのは、余りにも勿体ないし寂しいなと思うのですが・・・。色々でかいことを書いてしまって(汗)

で、ドラえもんにおける戦争系の話で一番インパクトがあったのは「白ゆりのような女の子」です。あの絵を見て、当時(小学生ですよ)アシスタントという職業を知らなかった私は「えっ、藤子・F・不二雄先生ってこんな絵も描けるんだ!?」みたいな衝撃を覚えました。そのことの真相については、こちらをご覧ください・・・。

それから、アシスタントさんのお話ですが、知人から貰ったメールでちょっと考えさせられました・・・ああ・・・そういうことね・・・と・・・。

2023年7月17日月曜日

◎「’Oumuamua」を見てきました。

 昨日、大阪のギャラリー、Opaltimes様にて開催されていた展覧会「’Omuremure」の2期にお邪魔いたしました。下に、会場の様子をアップいたします。




会場は結構アクセスも良かったし、住宅街の中にある小さなギャラリー様で、アットホームな雰囲気がありました。特に印象に残ったのは、どことなく淡くて暗い色使いなのに、どこか安心感を感じさせる石塚ちえ氏の作品と、髪をお団子にした女の子と、周りにいるキャラクターに静かなユーモアを感じる、ギャラリーのオーナーをされている内田 ユッキ氏の作品と、グロテスクな中にフェティシズム寄りの可愛さを感じる薬指 ささく氏の作品でした。

外はもう7月の下旬ということもあって、すごく暑かったですが行ってよかったなと思いました。なんかこういう時に無理をして根性でどこかへ行くことって、度々ある(流石に感染状況は考慮しますが)んですが、今回は正解だったということで・・・。

いつか機会があったら、またお邪魔してみたいギャラリーです。

で、下の方におまけをアップしておきます。


生駒駅で見た大阪メトロの新型車両です。万博があと2年後に迫っているということもあり、かなり気合が入っているなと感じました。それは「宇宙船」というコンセプト通り、日常にはいい意味で簡単に溶け込まない、SF的な異質感を放っていました。


2023年7月16日日曜日

文化的特権

 前にも表現規制についてちょこちょこ書いたと思います。

で、某小説の表現を巡るトラブルでも、同じことを感じました。あの被害者意識は「タブー破り」を生業とするクリエイターにある程度備わっているものじゃないか・・・?と・・・。

なんか普段は文化的な強者として、弱者を巡るセンシティブな部分で悪乗りをし、表現の自由を免罪符にしてさんざんその尊厳を挑発するようなことをやっておきながら、いざ当事者や行政が売られた喧嘩を買うと、今までの威勢はどこへやら、まるで自分が迫害されているような、被害者意識に基づいたいい方をする風潮って、結構あると思います。或いは、「じゃあ、クラッシュ・バンディクーみたいなゲームは動物虐待だから絶版させろっていう論理ですか?」みたいな藁人形論法で反論してくるというか・・・。

別にやる気があるならやってもいいと思いますが、いざ自分が問われる側になったら被差別者みたいな顔をして、同情を乞うようなアレには違和感を覚えるというか・・・。

それって、「全ての表現は誰かを傷つけるリスクがある」という開き直りのもとに、やってきた方が散々茶々を入れ、悪意を向けてきた人らが一番切実に求めてきたことじゃないの・・・?とも・・・。

それから別の話になりますが、風刺みたいな表現が「弱者に対する強者への抵抗」みたいな話にもちょっとだけ違和感を覚えます。確かに政治的問題で本当にセンスのある作品があるのは事実ですが、そこにも風刺という免罪符が存在しているのだと思います。

(これも藁人形論法になってしまいますが)「権力者ならいくらでも笑ってOK」みたいな理論は、政治家の出自や容姿をバカにする論点のズレた質の悪い表現になりがちだし、ワイドショー的な悪乗りに堕してしまうと思うのです。例えば、野々村議員の変顔だったり、特定の市町村を茶化すような「風刺画」だったり・・・。

なんかそこらでも、弱者性みたいなものが免罪符になっているな・・・と感じるこの頃であります・・・。

まあ、(恣意的な科学的正しさと俗流ニーチェ主義をふりかざす)左派系タタリ神みたいな人が、政治家や富裕層の不正や脱税にはお咎めなしなのに、逆にセーフティネットや人権問題を腐してちやほやされていることもあるので、「権力を表現で糾す」というのも正しい部分があるとは思います・・・。

今日は更新がちょっと遅くなりましたが、大阪に行ってきたのですよ・・・どうしてもお邪魔したいギャラリーがあったもので・・・それでバタンキューじゃ・・・。





2023年7月15日土曜日

代替SNS

イーロン・マスク氏のアレコレがあって、Twitterから他のSNSに乗り換える人が続出していますが、(極めて個人的な意見ながら)2ch化が著しかったTwitterなので、今度はそっちの方に2chの民度が持ち込まれるんじゃないかと邪推しています。ですが、その分Twitterで「クソツイ」だの「草」だのといった不快な言葉を見る確率が減るのかな・・・?とも・・・。代わりに、Twitterの代替SNSが荒れる確率も上がるの・・・かな?

もうアレ関係に関してはずいぶん腹の底で感じてきたことですが、これ以上書いたらいけんことになるかもしれないので、セーブしときます。


そういえば、昭和オトメ御伽話の4巻では、常世ちゃんと仁太郎君の有馬温泉での新生活がメインに描かれてるんですが、借金について非常に考えさせられるシーンがありました。

私自身、母から「たとえ親戚でも借金の保証人になったらダメよ!」とキツくいい聞かされて育ったので、仁太郎が民宿をやっていたおばさんの借金を肩代わりしたシーンで、思わず考えさせられたというか・・・。

『ステイホーム』という児童書では、(もしかすれば弱者差別とか自己責任論の是認といわれるようなギリギリの所で踏みとどまった)人一人が誰かを助けるには、立場や向き合い方に限界があることを正直に書いていましたが、それも一つの(困っている人に)出すべき答えだと感じています。まあ、色々誰かに助けてもらいながら生きている私が、そんなことをいう資格なんてないのかもしれませんが・・・。いやねぇよ・・・。出過ぎたことを書いてしもたな・・・。

ああ、そういや私も余裕がある時は、ホームレスの人にコンビニ弁当やお茶を買ってあげたことがあります・・・。

2023年7月14日金曜日

闘病生活

 『昭和オトメ御伽話』の終盤では、結核に感染した常世ちゃんの闘病生活が描かれるわけですが、一部の「難病もの」が巡るような所に陥ってないのがよかったです。

何がいいたいのかというと、きちんとリアリティを追求した上で、感覚だけで感動できるような「難病もの」の安っぽさや涙活みたいな下心を持つ人には、都合の良くない描き方がされている所かと・・・。そういう所から、いい加減じゃない時代物として成立しているというか・・・。

個人的な経験ですが、家族が難病になり、殆ど死を待つしかない状況になれば、場合によっては普段の生活で隠していた化けの皮が剥がれる、つまり生の感情がむき出しになることがあります。そこらへんで互いを傷つけあってしまうこともあるわけです。

「難病もの」が嫌いなわけではなく、感動要素を極力排したリアルなものでしたら・・・という感じです。そういう苛立ちは、とある動物系番組で東日本大震災をいささかダシにしていた所からも感じていたわけですが・・・。いや被災してない身でこんなこと書くのは許されない傲慢かもしれませんが・・・。

2023年7月13日木曜日

色々アレなのはわかってますが・・・

 著作権的に、色々アレなのはわかってますが、これを見て「すごいなー」と思ったことがあります。旧東ドイツの子供向け映画なんですが・・・。

・・・だって、CG技術が今のように普及していない時代に、よくそこまでやったなと・・・。箒はともかくとして、チョークで黒板に描いた顔が動いたり、アニメーションで動く幽霊が物をキチンと持ったり・・・まあ、『メリーポピンズ』とか、『スペースジャム』とか、アニメと実写を合成した映画は他にもあることを考えれば、こういう感動の仕方は思慮が足りないのかもしれませんが(汗)

実はこの映画の原作、邦訳されていてよく読んでたことがことがありました。

旧東ドイツ・・・。

そこら辺に関しては、『ニセドイツ』という本(1、2を含める)で読みましたが、結構な状況でも、知らない分子供はもっと前向きに生きてたのかも知れないな・・・とぼんやり感じました。まあ、秘密警察シュタージが目を光らせ、欠陥車同然の車が15年待ちという異様な状況で、国民に質素な生活を強いていた人の実態がいささか皮肉をもって紹介されていましたが、独裁政権の本質ってそうなのかもしれません。

2023年7月12日水曜日

◎美術解剖と常世ちゃん

 『大正処女御伽話』と『昭和オトメ御伽話』で、どっちが好きかといわれれば、私は・・・『昭和オトメ御伽話』の方なんですよね・・・なんていうのか・・・率直に書けば、話の展開がキラキラしすぎておらず、ビターながら落ち着いた佇まいで、あんまし(エロい意味ではなく)生々しく激しい描写がないのがいいというか・・・大正処女と違って・・・。

なんかリゼちゃんの存在も救いになっているというか・・・。

で、下にまた模写をアップしました。

推しキャラは、(ダントツで)珠代さんと律ちゃん、それから常世ちゃんです。中盤ではショートヘアだったのに、また髪の長さが元に戻りましたよね。

※下にはちょっとエロい表現があるので一応隠しておきます。「続きを読む」をクリックしてお読みください。

2023年7月11日火曜日

どうしようかな・・・という思い

 最近、HPのことなんですが、ブログ形式にしようかな・・・とも考えております。当然Bloggerを使うつもりですが・・・。広告が出ないのでいいと思って・・・。

なんかそっちの方がラクそうだし、整理性が高そうだなとも・・・。

まあ、(無料ながら)折角作ったHPなので、ここまで積み上げてきたものを閉鎖するのもね・・・と感じております。

そういえば、あんまり死んだ人のことをネタにしちゃいけないと思いますが、大川 隆法氏が亡くなられたと思います。はっきりいえば、※安倍氏とか石原氏が亡くなられたニュース性に寄生して、SNS上で自分の発言力を高めるような風潮は嫌いですが、なんか大川氏の霊言を聞いた人って、いるのかな・・・?と正直感じました。

まあ、大川氏が第6感、つまりシックス・センスを持たれていたかどうかは、本人しか知らないことだと思いますが・・・。


※まあ、ポルポトやヒトラー、スターリンという、死後も批判しなければいけないニーズのある人間がいることも、事実なのですが・・・。

2023年7月10日月曜日

「はあ・・・」といわれた話

 1995年というのも、神戸が震災で壊滅状態に陥り、東京の中心部で化学兵器が使用されるという、例を見ないテロ事件が発生したりと、波乱の年だったと思います。

でも・・・あの時はまだまだ私は小さかったので、当時の混乱のことって、中々実感できないというか・・・正直・・・。東日本大震災と違って・・・。

で、昭和オトメ御伽話でも、珠代さんに拉致された常世ちゃんが、長男の珠樹さんが関東大震災で死んだこと(実際は違う)を聞かされた時、「はあ・・・」と戸惑ったようなセリフをいうシーンがあります。3巻なんですが、なんかいきなりなんでそれを・・・みたいな・・・。

1923年といえば常世ちゃんも仁太郎君もまだ小さかったので、帝都が壊滅状態になって多くの人が亡くなり、暴動や朝鮮人虐殺が発生したといっても、実感が湧かなかったんだともいます。

しかも、珠彦くんやユヅさん(そして珠子さん)と違って、東京にも行っていなかっただろうし・・・。

2023年7月9日日曜日

◎美術解剖学の時間です。

 『目で覚える 動きの美術解剖学』より絵の練習をしました。 



こうやってゴチャっとると、大して力もないのに練習しました感が強く出るので、危険ですね・・・。特に下の画像は・・・。
でも、筋肉の位置だけはまたわかり始めたような気がします。特に腕の筋肉の位置・・・以前は長さがズレとったようで非常に恥ずかしい・・・。
今度は僧帽筋とか上腕筋だけではなく、腕を曲げた時の筋肉の変化・・・みたいなものをもっとよく研究したいです。


そういや最近、保守系のブログやツイートをよく見てるんですけど、「左派系タタリ神」という言葉がぼんやりと浮かんでいます。

なんかリベラル系の発言で注目を浴びとる人に、恣意的な科学的正しさで屈折した優越感と怒りを抱いている人が・・・個人的にはちょっとヤバいと思うんですよね・・・思うんならまだしも、それを社会に適用しようとする所が・・・。

もしかしたら復讐願望なんかな?と感じたり・・・。


2023年7月8日土曜日

◎Dローダーを描きました

 井上 雑兵氏の同人小説『ネクタリースと灰の花束』を読んだので、作中に登場するロボット兵器、Dローダーを描きました。下にアップしたので、どうかご覧ください。


無料公開されていた設定資料をもダウンロードしたのですが、Dローダーは「ビジュアル的にはボトムズのアーマードトルーパーとか、アーマードコアっぽいもの」と書かれてあったので、それっぽいもの・・・を自分なりにイメージして描いてみました。女の子同士のピュアで甘い交流と、ハードな戦場の「対」になるような感じ・・・が強調したくて、(非常に勝手な表現だと思いますが)、腕や頭をグローサーフントみたいに前のほうに寄せています。頭の上の方にあるモニターには「STAND BY」とか「ON DUTY」みたいな文字を表示させたかったのですが・・・やめました。めんどくさかったので(汗)それと、ダガー状のパイルバンカーは、ACfaの射突型ブレード「KIKU」をイメージしています。特にマガジンが・・・。

ああ・・・そういえば、個人的に「ロボットを遠隔操作」というと、現実におけるドローン爆撃や『終わりなき平和』というSF小説に出てくるソルジャーボーイがイメージにあったりします。OMGのバーチャロンもドローンの一種という設定でしたが・・・。



2023年7月7日金曜日

今度はキャプションです

 今度はキャプションを作らなきゃいけません。作品の梱包も・・・。

だから今日、それ用の用紙を買ってきました。郵便物もあるので封筒も買いました。

なんかもう沢山のタスクがのしかかっているので、ちょっと・・・途方に暮れています。

絵葉書も刷りたいけど、プリンタのインクも死に体なので・・・ね・・・。

そういえば、『ステイホーム』という児童書ですけど、あれってコロナ感染したり、家族がそうなった子供へのセカンドレイプになる危険性が・・・あるよね・・・と思うのです。作者の方も、十分その二次加害性は覚悟の上で書かれたと思いますが・・・。るるこちゃんの、「コロナ、ありがとー!」は「津波は天罰」と同じくらいの破壊力が正直あると思うのです・・・。

まあ、東日本大震災発生直後の話なんですけど、ネットを見たら被災を喜ぶ(反日の)外国人がおって・・・ですね・・・。

話は『ステイホーム』に戻りますが、こういう所からタブー破りの破壊力ばかりを持て囃す人っていると思うんですよ。文化的に偉いと思ってる人なんか特にそうじゃん?って・・・。私が文化的地位が低いから敢えて書くのですが、『戦争論妄想論』で中西 新太郎氏が「タブー破り」について述べていたことと、ほぼ同じ考えです。

なんか自身の表現で二次被害が起きようがなんだろうが、文化という一言を免罪符みたいに扱い、いざ行政みたいな所から口出しされたら、さんざん喧嘩を売ってきた立場から一転して、被害者みたいな顔をする風潮って、色々と感じます・・・。「巷の奴らごときに、ボクたちの高尚なお芸術を語られてたまるか!」みたいな・・・。

だから私は表現規制反対みたいなものに、素直に乗れないんですよね・・・やる方のヤバさもわかってるはず・・・なんですが・・・。

2023年7月6日木曜日

冷徹さと良心の間

 『ステイホーム』という児童書を読みよったら、なんかネグレクト姉妹が出てくるんですよ。生育環境故にちょっとヤバげな雰囲気なんですよね。二人は・・・。

まあ・・・凡百の話だったらるるこちゃんが相手に理解を示して、受け入れる・・・という風になるかもしれませんが、現実はそうじゃないですもんね・・・実際、小学生の頃にもエアガン持ってる子がいて、(他の親が)接近禁止命令下したことありますから・・・。

ですが、そこにちゃんと大人のフォローが入ること、(いささかネタバレ恐縮ですが)そしてるるこちゃんが彼らの未来を祈る行動をとることでラストを迎えることが、(弱者排除の誹りを受けかねないギリギリの所での)現実的な冷徹さと、そこから湧き上がる良心の間を見事に書ききっていたなと思いました。

前にも書いたけど、これにもやっぱり二つの思いが必要なんだと思います。

どうしても家に入れたくない子がいる、でも、その子を未来を想像して思いやるということが・・・。



2023年7月5日水曜日

インスタを始めました

 まあ・・・Twitterの「改革」を受けてじゃない・・・そういう部分もありますが・・・Instagramを始めました。といってもまだ画像は投稿していません。アカウントを作っただけです。故にリンクも貼ってません。今の所は「やった」という口だけです。

他には、マストドンとかBlueskyとかも考えたんですが・・・。代替手段としてね・・・。

で、こないだ東急ハンズでヒートンを買いました。展示用です。そこに紐を通して、壁に打ち付けた釘に引っ掛けるのです。東急ハンズ・・・色々お世話になっています。近くの画材屋さんと一緒に・・・。

そういえば、なんかとある書評系ブログについてずっと腹の底から思ってたんですが、あんまし詳しくは書かんようにします。まあ、以前批判されとるのをみたんですが、顔真っ赤にして反論しとったしな・・・。

ああいう百合厨と露悪厨の悪魔合体みたいなもの・・・色々と考えてしまいます。私も一消費者でそうした加害性を孕んでいるから書くんですけどねぇ・・・。

時折、なんかこうしてカッとなって余計な事書くことがあって、自分も反省することがあります。でも、書きたいことは責任をとれる範囲であれば・・・とも思うのです。



2023年7月4日火曜日

衝撃的なニュース

昨日、衝撃的なニュースを見てしまいました。といっても、テレビやネットじゃないんですが・・・。
その日、ちょっと行きつけの病院の横を通ったんですよ。そしたら、「院長死去により閉院」との貼り紙が入り口に貼ってありましてね・・・じゃあ、また新しいところを探さなきゃいけん・・・せっかくコロナワクチンを受けるときにお世話になっていたのに・・・。亡くなられたのか・・・理由は知らんけど呆気ない・・・。
で、最近Twitterがログインしないと見られないことに気がつきました。
・・・一時的な措置といってもねぇ・・・。もう金持ちの場当たり的な玩具になっとるよね、Twitter・・・。

2023年7月3日月曜日

◎ジウンちゃんを描きました

児童書シリーズ『霧の中の小学校』に登場する女の子、ジウンちゃんを描きました。

全部バストアップです。ちょっと箸の持ち方が・・・難しかったです。ていうか『霧の中の小学校』って、『絶叫学級』とか『ちゃおホラー』みたいな生々しさがあまりなく、なんかじわじわとやりすぎない程度に怖がらせてる所がうまいなと思います。

そういえば、クロッキー帳に美術解剖の本の模写もやってるので、機会があったらそっちもアップしたいです。いまスキャナーが使えないんで・・・。で、その本の中にユディトがホロフェルネスの首を刎ねる絵があるんですが、マジでグロいです。

でも、いずれ美術解剖みたいな真面目なやつもipadでやるかもしれません。なんせゴミが全くでないんで・・・。便利ですよ・・・。ですが、さすがにデッサンは・・・という感じですが・・・。

2023年7月2日日曜日

『ステイホーム』を読みました

 『ステイホーム』という児童書を読みました。

なんか部活や行事が無くなったから、悔しいと思ったり、そこから再開を目指して努力する人ばかり取り上げて、紋切り型の連帯や絆を押し付けてくるような話が多い今、そこで押しつぶされているマイノリティの叫びを上手く掬い取った作品だと思いました。

本作はただDIYでホンワカした生活を暖かいタッチで描くのではなく、職場や学校のギスギスした人間関係や、そこから生じる暗い感情の吐露などを時折痛烈に描いており、そうした辛みが胸にしみて、けっこういい塩梅になりました。特に、メディアではよく優秀(勉強ができる)だったり裕福な人間が性格がよろしくない悪役として描かれていますが、そうした逆差別で溜飲を下げるような表現に、本作は断固たるNOを突きつけています。

ですが、るるこちゃんの考えがそうだからといって、それを絶対だと考えてはいけないと思います。るるこちゃんが学校生活への呪詛を叫べたのも、運よくコロナに感染しておらず、親族にもそういう人がいたり、亡くなったりした人がいなかったからです。現在でも第9波の始まりだともいわれていて、沖縄は特に感染状況がシビアな状態です。後遺症で仕事や勉強ができなくなり、「死にたい」という人だっているわけです。

そういう所から、るるこちゃんが呪っていたものが、他の人にとってはかげがえのないものであり、だからこそ自殺したりする子だっていたでしょう。いや、絶対に存在したはずです。

(児童文学作家でもないのに、こんなこと書くなんてすごく恐縮ですが)児童書において新型コロナウイルスに向き合うということは、そうした二つの視点が必要だと思うのです・・・。







2023年7月1日土曜日

タブー破り

 まあ・・・なんか何かを創作する際に、「タブーは存在しない」といわれるじゃないですか。でも、センシティブなことに関してやってみるなら何でもありだと思ってるのなら、本当にどうかしてるなと感じます。その「どうかしてる」の部分が、二次被害や悪影響などに関して全部受け手へ丸投げしたり、「文化を守れ」とか「翼を奪うな」という綺麗事で問題の矮小化と自己正当化ををはかったりする所なんですが・・・。

私も過去ほどじゃないですが、今ちょっと(正直に書きますが)性的な部分に関する表現をやってます。でも、お芸術や文化にあぐらをかいて「やってみるなら何でもOK」みたいな態度をとり、いざ何かいわれたら自身の職業的特権をふりかざし、既得権益を貪るような言動(それこそクリエイターを中心に地球が回ってるみたいな)からは慎重に距離をとりたいと思います。都条例の時でもみんなが殆どああだったんで、素直に乗れなかったというか・・・。

すみません・・・今予備のPCも不調だし、そのせいで私の機嫌も不調なもので、こんな文章になっちゃいました(汗)