カテゴリ

2023年7月25日火曜日

小説版を読みました

 『大正処女御伽話』の小説版を読みました。珠子さんが家出した理由や、宝島(小説のやつです。同じ作者でいえば、『ジキル博士とハイド氏』の方が好きだたりするのですが)に触発されてみんなで遊んだりと、主に1~2巻において語られなかった所を書いている感じでした。エピローグに関東大震災も描かれていますが、被災の描写がメインではなかったです。

で、やっぱり印象に残ったのは、珠代さんです。やっぱり嫌がらせでしかみんなにアプローチできなかったのね・・・あの人は・・・なんか我儘をいうようで恐縮ながら、あの人がトマトを食べる挿絵を見たかった気もします。

それから、エピローグの後に書かれていたRPG風の話ですが、強敵とされるエビルヴァインなのに、いつものお馴染み4人組にボコボコにされ、あっけない最期を迎えたな・・・と思いました。それでも、けっこう楽しいものがありました。

もし平成オトメ御伽話・・・みたいなものがあれば、絶対阪神淡路大震災とか東日本大震災とかが取り上げられると思うのですが、個人的には地下鉄サリン事件も・・・と思います。あれだって結構衝撃度は高かったんでね・・・。