カテゴリ

2018年2月10日土曜日

UCAV girl

正直にいうと、僕には擬人化の能力は皆無ですが(汗)、無人爆撃機の擬人化をコンセプトにした作品を制作しました。確かに僕も中学生の時に、銃とか戦車の食玩を集めていた経験があるのですが、兵器が実戦で使用される状況というのは、多分こういうことなんじゃないかという思いも込めています。戦争で人が死ぬのは当たり前じゃんとか、もうわかりきってるテーマでしょ?とかいうツッコミの声も僕の脳内で聞こえましたが、どうしても描きたかったもので・・・・・・。
なんか口下手なようですが、なんとか頑張って書きました。
ちなみに、UCAVとは無人航空機の一種で、戦闘用に設計されたものを意味しています。

2018年2月4日日曜日

個展『てんしのなすあく』のお知らせ。

3月より、個展『てんしのなすあく』(ギャラリー交差611様)にて開催させて頂きます。本展ではキャンバス作品の他、小冊子も販売させて頂きます。
タイトルの由来は、拙作『The evil that angels do.』を自分なりに訳したもので、私がお世話になった大学の卒業生である、金友大樹氏の卒業制作『歩く花』へのオマージュでもあります。なお、作者本人はギャラリーに全期間常駐いたしますが、事情により席を外すことがございますので、どうかご了承くださいませ。
現在は少し絵柄が柔らかい方向にシフトしておりますが、方向性は変わっておりませんので、どうかよろしくお願いいたします。
とき:平成30年3月3日(土)~3月9日(金) 11:00~20:00※最終日は18:00までです。
ところ:〒730-0015 広島県広島市橋本町6-11 ギャラリー交差611

2018年2月3日土曜日

終わる世界


2106年、私は疎開のためにE市の学校に転校した。
転校先では、みんなこの国が勝つか負けるかでいいあいをしていた。勝つと思っているグループを、負けると思っていたグループは「愛国脳」といい、負けると思っているグループを、勝つと思っているグループは「売国奴」といって互いに罵り合っていた。
みんな、私にどっちの側につくかと迫ったが、私はそんなところに入って悦に入りたくなかった。
ただ、私は一人の人間として、勝てない戦争をしたこの国の最期を見とどけたかった。