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2020年2月28日金曜日

◎ベンと昭子。

ピーター・トライアス氏の『USJ』に登場するキャラクター、ベン(左)と昭子(右)を描きました。物語終盤のシーンをイメージして描きました。なお、ベンは俳優のハーレイ・ジョエル・オスメント氏をモデルにしています。

ペン画を描いている時に感じるんですが、カケアミとか、陰影のつけ方とかをもっと勉強したいです。

2020年2月24日月曜日

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。の2巻を読みました。

有田イマリ先生の『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』の2巻を読みました。
社畜じゃない(注:一応工場で働いていますが)私がこういう作品の感想を書くのは、場違いじゃろうな~とか、身分はわきまえるべきじゃろうな~と感じますし、まあ、ちょっと書かせてもらうことにします(汗)

相変わらずのほのぼの路線なんですが、幽霊にくわえ、化け猫とも同居することになった会社員の伏原さん。私は、伏原さんはすごく包容力のある人だなと思いました。
あれだけの激務だと、幽霊や化け猫にイライラして八つ当たりしてしまうかもしれないのに、二人を自分の子供のようにかわいがっていたり、いっしょに月見をしたりして、多分伏原さんには「可愛い。」以外の感情も二人にあるんだろうなと想像しました。
それと、強面の魚屋さんのやりとりや、おばあちゃんのつぶやきだったり、今回もしみじみするシーンが沢山あってよかったです。

ラストで新キャラが登場したり、伏原さんの「あと9日はいける」というセリフから、なにやら新展開を迎えそうなので、3巻も楽しみにしています。

ああ、それと、はっぴぃヱンド。ですが、4、5巻がどこの書店にもない状態です。
次巻予告を見るかぎり、かなりエグそうなんですが・・・・・・。

2020年2月23日日曜日

検索してはいけない言葉

ネット上で「検索してはいけない言葉」をまとめたサイトがいくつかあります。
で、自分も個人的に「検索してはいけない言葉」というものが色々あるんですが、現在、Twitterでコロナウイルスとか新型肺炎という言葉は(一部の専門家の方以外を除いて)極力検索しないようにしています・・・・・・。
こういう時のSNSって、言語版のポスタルみたいに感じる時があるんで・・・・・。

2020年2月18日火曜日

シティポップ

今、海外では日本のシティポップが人気を集めているそうですが、自分も最近、菊池桃子氏の音楽をよく聴いております。なので、平成生まれにもかかわらず、昭和生まれを疑われています(汗)
で、下のほうににアップした『Discent wonder』という作品なんですが、同氏の『Evening Break』という曲がなぜか脳内で再生されていました。まあ、あのリズムをモチーフに制作していたもので・・・・・・。

2020年2月16日日曜日

小説を作りました。

いずれ次の機会があったら、絵や作品集と一緒に出したいなと思って、小説を製本しました。二人の少女が戦うロボットものです。
まあ、自分が昔よく読んでた、子供向けSFみたいな感じで制作したんですけど、ここでグダグダといわせてください・・・・・・。
本作はバイトや制作、そして昼寝(オイ)の合間にチマチマとPCで書いておりました。
そしていざ製本してみて、やっぱり表に出すのは色々と不安がありましたが、SSDの中に眠らせておくのも勿体ないでしょう?ということで、思い切って印刷屋さんにいきました。もし粗があったら容赦ないツッコミをお願いいたします(汗)








2020年2月15日土曜日

消された少女

R県Y市の美大に通う学生Hが行方不明になり、その三日後、大学付近の雑木林から彼女の遺体を撮影したメールが、大学に送信された。遺体は全身を滅多切りにされており、全ての目玉がくりぬかれていた。
そして、Hが連れ去られた現場付近の監視カメラで、不審な動きをする車が写っていたことや、大学に送られてきたメールが、犯人のPCに転送されていたことがわかり、Hと同じ学科に通っていたDという学生が逮捕された。

「いいですか、これは理不尽な社会への怒りですよ」
と、取り調べの時に、椅子に拘束されたDは口をとがらせていった。
「僕はこれまで、画家として認めてもらうために、ずっと努力を重ねてきました。なのにあの女は三眼症であることを利用し、実力もないくせに口八丁で荒稼ぎしていたんですよ!この悔しさがわかりますか?」
「・・・・・それが、Dを殺した動機だったんですね?」
と、先輩刑事のオカさんが、静かにいった。
「じゃあ、なぜ遺体を滅多切りにして、目玉をくりぬく必要があったんですか?」
しばらく、Dはだまっていたけど、うっすらと笑いを浮かべていった。
「そうした方が、あいつを甘やかす大人達や、Hみたいにせこいことやって、得をしようとする意識の高いクズどもへの警告になると思ったからです」
そのとき、私は思わず立ちあがり、掌をDの頬に振り下ろしていた。
「いったい、何をするんですか!」
「あんた、一番許されない特権を使っといて、何を被害者面してんの!?」
と、私は叫んだ。オカさんが私の肩をつかんで落ち着けって叫んでたけど、私はかまわずいった。
「あなたは殺人をもって、正義感面した復讐者を気取ってるようだけど、あなたなんて、勉強できないからといって名門小学校の子供を刺し殺し、異性にモテない上に金がないからといって歩行者天国にトラックを突っ込ませる・・・・・・つまり、弱い自分を甘やかしてるだけの、つまらない存在なんだよ」

2020年2月10日月曜日

君が生きた証を観ました。

音楽映画『君が生きた証』を観ました。
大学生の息子を銃乱射事件で失った、元広告マンのサムが遺品のギターと歌詞ノートなどを見つけ、ミュージシャンとして再起していくという内容なのですが、このお父さん、最初のシーンで仕事で成功を収めた祝杯を挙げるため、息子に「学費は俺が払ってるんだからサボっちゃいなよ」という趣旨のことを電話でいうんですが、すごい太っ腹だなと思いました。
で、ストーリーが進むにつれ、あるどんでん返しが待ち構えています。
ああ・・・・・・そういうことだったのね・・・・・・そりゃ苦しみは何十倍でしょうよ・・・・・・あの慰霊碑でお父さんが泣き崩れるシーンに、思わず同情しちゃいました。

まあ、最近は本作みたいにこういう生々しい事件性のある話を、冷静で優しいタッチで描いた作品が好きです。『ラブリーボーン』とか『デッドマン・ウォーキング』とか・・・・・・。

2020年2月8日土曜日

ジゴサタを読みました。

洋介犬先生の漫画『ジゴサタ ~地獄の沙汰もお前次第』を読みました。
地獄でも「金」が通用するといわれていますが、ジゴサタでは違います。「お前」次第なんです。
本作は生前、色んな悪いことをしてきた人が、地獄の刑吏にあの手この手で責めをうける話なんですが、いじめ自殺にデマ拡散、ひき逃げなど「イマドキ」の要素が沢山あるんです。中には実際の事件がモデルであろうエピソードもありますので、ドキッとしました。でも、罪人が残虐にいたぶられるだけではなく、地獄に落ちてもわずかに救われるようなエピソードもあり、考えさせられました。正直、自分も天国に行けるような自信がないので、どんな刑を科されるのか、ぞくぞくしながら読み終えました。

こうした死後の世界と社会派的なエピソードが交わっていること、道理のわからない人を苛烈な方法で制裁するという所は、映画『セブン』の要素を絡めた『死役所』のようだなと、個人的に感じました。

2020年2月7日金曜日

叫ぶウイルス

最近、あんましソーシャルで政治的なトレンドを追いかけるような作品は制作していなかったのですが、新型肺炎に関してのツイートを見ているうちにちょっと陰りが生じまして、思わずこの『叫ぶウイルス』を制作いたしました。あの「声」をもっとよく表現できる余地はあったかなと思いますが・・・・・・。

色々と不安もありますが、なんとかしっかりとやっていきたいです。

2020年2月6日木曜日

『A4の世界X Happy』終了のお知らせ。

この度、SUNABAギャラリー様にて開催されていた『A4の世界X Happy』に、拙作を出展させて頂いていたのですが、皆様のおかげで無事に終了いたしました。
まだまだの力ながら、拙作を出展させて頂くにあたり、大変お世話になったSUNABAギャラリー代表の樋口ヒロユキ様やスタッフの方々、拙作をご高覧の上に拙作をお買い上げくださったお客様、初めてSUNABAギャラリー様にて拙作を出展させて頂くにも拘らず、色々な御親切をお送りくださった出展者の方々に、この場を借りて厚くお礼を申し上げます。

2020年2月4日火曜日

スピード2の記憶

一定以下の速度になると爆発する爆弾を仕掛けられたせいで、止まれなくなった路線バスと、それを止めようとするSWAT隊員の奮闘を描いた映画『スピード』の続編、『スピード2』のロードショーを中学生の時に観たんですけど、あれもかなり印象に残っています。
豪華客船に舞台を移した『スピード2』は前作みたいにあんまり派手なチェイス要素がないせいか、ゴールデンラズベリー賞を受賞してしまいましたが、私は大いに本作を楽しめました。
なぜなら、自分の体に大量のヒルをくっつけて血を吸わせるシーンや、飛行機の脱出に失敗して、笑いながらタンカーの爆発に巻き込まれて死ぬシーンなど、※シージャック犯ガイガーを演ずるウィレム・デフォー氏の怪演が強烈だったからです。
特にこの笑顔は、ずっと記憶に残るレベルです。
これこそ、スピード2を象徴するシーンだと思います。
何処か論点がずれた感想のようで、失礼なのを承知ですが、こういうデフォー氏のように、どこか狂気を孕んだ悪役を演ずる俳優さんが出てくる映画が、好きなもので・・・・・・。

※因みに、シージャックについてはこちらをご覧ください。


2020年2月1日土曜日

これまでされてきたこと。

中学生の時、私は地元の美大が主催する公募で、銀賞を受賞したことがある。
だが、当時所属していた部長が、他の部員たちにこう話していたのを聞いてしまった。
「神崎さんって、大した実力もないのに銀賞っておかしくない?もしかして、三眼症を利用してうまく立ち回ったのかもしんないし」
「そうそう、俺たちは三眼症ですらないから、もっと努力しなきゃいけないのに。まじで神崎が羨ましいわ」
こうして、私の通う中学校の美術部には「実力ではなく、三眼症を利用して銀賞をとった狡賢いアーティスト」が誕生し、私は毎日そういう言葉で揶揄され続けた。

そして今、私は「これまでされてきたことノート」をずっと書き続けている。あともう少しでこのノートは完成し、そうすれば、もう私は誰かのための小賢しい人間ではなくなり、神崎櫻子という生徒が、実力ではなく三眼症を利用して便宜を図ったという世界に逃げ込んだ、彼らの世界を完膚なきまで破壊するチャンスを得られるはずだ。いや、必ず自分の人生のためにも、そうしてみせる。