この間、学生時代によくお世話になっていた万歩書店倉敷店が閉店するという衝撃的な知らせを、ネット経由で知ったので時間の空いているときに急遽倉敷まで行ってきました。
倉敷店まで行ったところ、情報通り閉店セールをしており、90%オフという破格の値段で買えました。買ったのはF1関係のミステリ小説です。このお店でサンリオSF文庫を2000円でなんとか買ったのは一生忘れられない記憶です。それは、『ハーリイ』(デイヴィッド・ジェロルド作、1983年)という作品でした。
帰りにも、チボリ公園跡地にできたアリオ倉敷によりましたが、倉敷駅周辺はしばらく放置されていたホテルがなくなっていたり、アリオ倉敷にあった福屋書店が廣文館になっていたり、自分の知らないところでどんどん何やかにやが変わっていくなーと感じながら、こだまで倉敷を後にしました。
画家、藤高昇太の公開日記(ブログ)です。主に出展のお知らせや、近況などを書いていきたいと思います。なお、整理のために一部の記事が削除される事がありますので、ご了承ください。 ◎本ブログの文章の一部引用および画像の無断転載を許可いたしますが、以下の注意を守ったうえで、自己責任でお使いください。1.営利目的・非営利目的(何らかの収入を伴わない)に関わらず、出典の明記は大体わかる形でもかまいません。そちらのご都合に任せます。 2.政治的・社会的な信条にかかわらず、いかなる表現も許可いたしますが、最低限のTPOとモラルを守ったうえでご使用お願いいたします。なお、タイトルに◎がついた作品は、版権ネタですので無断転載をご遠慮ください。
2018年11月26日月曜日
2018年11月25日日曜日
『POP UP SHOP』終了のお知らせ。
先日、拙作を出展させていただいた『POP UP SHOP』(開催:アートマルシェHAP様)が無事に終了いたしました。拙作を出展させていただくにあたり、お世話になったHAPのスタッフの方々や、拙作をご覧いただき、お買い上げくださったお客様に、この場を借りて厚くお礼を申し上げます。
『POP UP SHOP』で経験したことを力に、よりよい制作をしていきたいと思います。
『POP UP SHOP』で経験したことを力に、よりよい制作をしていきたいと思います。
2018年11月23日金曜日
さよ朝を観ました。
最近SNSで話題になっていた『さよならの朝に約束の花をかざろう』(岡田麿理監督、2018年日本)を観ました。本作のキャラクターデザインが私の好みだったこともあるのですが・・・・・・。
内容は数百年の寿命を持つ種族の、マキアという少女がひょんなことから人間の赤ん坊と出会って、育児をしていきながらその成長を見守るファンタジーなのですが、もう一人レイリアというヒロインがいて、彼女はメザーテという大国の軍にさらわれた上、メザーテの生物学的なアピールの為にひどい扱いを受けます。
そして、終盤で自分の娘に自分のことを忘れてくれと叫んでましたけど、そりゃ忘れたいだろうと思います。実の母親にそういわれたメドメルちゃんも可哀相だけど・・・・・・。
人間とは違う種族ということでバケモノ呼ばわりされ、まるで実験動物のような扱いを受けていたレイリアとは対照的に、面倒見のいい母親のミドや兄貴分のラングなどある程度はいい人に囲まれていたマキアとエリアルの綺麗な終わり方を見ると、優生学とかの風刺のようなものを感じる作品でした。
内容は数百年の寿命を持つ種族の、マキアという少女がひょんなことから人間の赤ん坊と出会って、育児をしていきながらその成長を見守るファンタジーなのですが、もう一人レイリアというヒロインがいて、彼女はメザーテという大国の軍にさらわれた上、メザーテの生物学的なアピールの為にひどい扱いを受けます。
そして、終盤で自分の娘に自分のことを忘れてくれと叫んでましたけど、そりゃ忘れたいだろうと思います。実の母親にそういわれたメドメルちゃんも可哀相だけど・・・・・・。
人間とは違う種族ということでバケモノ呼ばわりされ、まるで実験動物のような扱いを受けていたレイリアとは対照的に、面倒見のいい母親のミドや兄貴分のラングなどある程度はいい人に囲まれていたマキアとエリアルの綺麗な終わり方を見ると、優生学とかの風刺のようなものを感じる作品でした。
2018年11月10日土曜日
Déesse grise.
「彼女はいったい何者なのか?」
この春に、五人の小学生が有名女子大に通う学生に誘拐された末に殺害された事件で、誰もがそうした疑問を抱いた。そして、彼女が逮捕されてから、彼女の「心の闇」を照らそうと有名な社会学者や作家が事件のバックグラウンドや彼女の生い立ちを引き出して雄弁に事件のことを語った。こうして、彼女は現代社会の象徴として祭り上げられていったのだが、私はふいにこう思うことがある。まだ裁判で要点が踏まえられていないにもかかわらず、被害者をおざなりにしてエミリー・ディキンスンやスティーヴン・キングの引用に明け暮れ、犯行をダシにして高学歴社会の病巣を声高に非難し、これが現代の若者の抱える問題だと嘯く。我々は何の根拠もなく彼女を理解したつもりだったが、逆に我々の方が彼女の掌の上で踊らされていたのではないのだろうか、と。
この春に、五人の小学生が有名女子大に通う学生に誘拐された末に殺害された事件で、誰もがそうした疑問を抱いた。そして、彼女が逮捕されてから、彼女の「心の闇」を照らそうと有名な社会学者や作家が事件のバックグラウンドや彼女の生い立ちを引き出して雄弁に事件のことを語った。こうして、彼女は現代社会の象徴として祭り上げられていったのだが、私はふいにこう思うことがある。まだ裁判で要点が踏まえられていないにもかかわらず、被害者をおざなりにしてエミリー・ディキンスンやスティーヴン・キングの引用に明け暮れ、犯行をダシにして高学歴社会の病巣を声高に非難し、これが現代の若者の抱える問題だと嘯く。我々は何の根拠もなく彼女を理解したつもりだったが、逆に我々の方が彼女の掌の上で踊らされていたのではないのだろうか、と。
2018年11月7日水曜日
神ではない君と
そして、本作品には死刑執行に関しての誹謗中傷とか傍若無人なコメントとかに対する、得体のしれない感情も込めています。お父さんがあんな人だったとはいえ、あれじゃあ子供さんがあまりにも不憫でしょう・・・・・・。
なお、タイトルは薬丸岳氏の小説、『Aではない君と』からとらせて頂きました。
2018年11月3日土曜日
2018年11月1日木曜日
奪われる者(ひと)
むしゃくしゃしたという理由で、歩行者天国に車を突っ込ませた奴がいた。
自分の考えは社会の総意だと信じて、無抵抗な学生を刃物で切りつけた奴がいた。
まだ幼い小学生を何人も殺した犯人を、学歴社会の犠牲者だと語る奴がいた。
人を殺したにもかかわらず、自分の犯行を全く理解できない奴がいた。
これまで、いったいどれだけ私は人間の無邪気な狂気を見てきたのだろうか。いったいどれだけ私は人間の無邪気な狂気に立ち向かわなければいけないのだろうか。
・・・・・・神様、私の罪を浄化するにしても、この道は長すぎます。どうかお許しを。
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