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2018年9月8日土曜日

侮蔑スパイラル

その教会には、自分の願いを必ずかなえてくれるという少女がいた。ただし、彼女が叶えてくれる願いには条件があった。
「あなたの為に犠牲になってほしい人がいる限り、私は役に立つわ」
「いいわよ。あなたの自由に反省がない限り、あなたの道理を通してあげる」
我儘な子供をあやすような優しい表情の裏で、少女は冷たい笑みを浮かべた。
今日も無邪気に、際限ない欲望を抱えた人々が教会に訪れる。自分の願望の代償が、どれだけ恐ろしいものかを理解せずに・・・・・・。