本作品は、ドローン(無人航空機)による攻撃をテーマにしていますが、本作品は、昔読んでいた児童書『炎の中のコンテスト』(山脇あさ子作、偕成社1982年)の、あるシーンの影響もあります。ストーリーは、模型製作にいそしむ少年たちが、兵器のプラモデルを通じて第二次世界大戦の傷跡に直面するというものですが、その中で模型コンテストが開かれ、主人公の少年が戦場のジオラマを制作するシーンがありました。そこで、リアリティを出すために兵士のフィギュアの足を切断し、赤いラッカーを吹きつけるのですが、そこに自分の爆撃で人が死んだことに、精神的な苦痛をうける
ドローン操縦士だった方のエピソードも重なっています。
正直ながら、僕はこうした「現実の戦争」と「趣味においての戦争」の認識の間にモヤモヤがあるのですが、まだうまく言葉にはできていません・・・・・・。
(今回はアップした画像に残酷な内容が含まれているので、下のほうに隠しておきました)