背伸びしがちな少女が、ちょっとしたことから危うい道に入っていく物語を描く、精神科医スティーブ・レヴェンクロン氏の小説から本作は発想を得ました。
なお、本作の少女は高望みする少女として、うさくん氏の『マコちゃん絵日記』に登場する常高望美ちゃんをモデルにしています。レヴェンクロン氏の作品とは違い、彼女は取り返しがつく範囲で失敗を繰り返しながら成長をしていくのですが、無理して手に入れようとしている理想の世界が、実は空虚で危険な世界で、葛藤の末に現実に戻っていく少女の姿と重なるものがあると感じました。