昨日、この公開日記の文章で『なんでも魔女商会』シリーズに言及していたと思いますが、その詳しい話をしようかと思います。
それが、『うわさのとんでも魔女商会』という巻なんですが、まずは読んでみてください。児童書だといって恥ずかしがらずに・・・。なんか、相手の言葉が悪い意味で刺さってくるんじゃないでしょうか・・・。徹底した悪気のなさ、そして、寧ろ著作権侵害ともいえる行為を正当化するその態度・・・。私もあんびるやすこ先生や、他の作家さんの模写をしたことがありますし、二次創作をしてない・・・という人は絵を描く中で少数派じゃないでしょうか?だからこそ、ドキッ!としますよね・・・。
ここでも書いたことですが、『なんでも魔女商会』シリーズを読んでいるとメッセージの裏付けのために、仮想敵(悪役)ともいえるキャラクターが登場することがあります。ですが、そうした表現を大人社会における怒りや恨みそのものとして、子供を捌け口にしていない所が児童書としてのすごさだと毎回思っています・・・。いや、私も模写をした身でいえることじゃないんですがね・・・。
で、話を水沢 悦子先生の漫画『ヤコとポコ』に移してみたいと思います。いきなりながら・・・。
なんか、作中で主人公ヤコ先生の作品を盗作したという疑惑がかかった作家さんに、編集部でヤコ先生はいいます。「頑張って描いたんですから…簡単に謝っちゃダメです」と・・・。『なんでも魔女商会』では簡単に人の成果を盗むことがうっすらと風刺されていましたが、果たして心を込めて努力したから許されるのか、それが無ければギルティなのか・・・かなり考えさせられる問題だなと思いました・・・。