『しょせん他人事ですから』の8巻を読みました。
これまで加害者にはある程度の救い・・・が与えられてきましたが、今回は本当にリアル(な生々しさ)かつ冷厳なラストが待ち構えていましたね・・・神奈川さん・・・。いつか母がカープ関係のブログを見ていた時に、選手に対して結構暴言を吐いているブログを見てドン引きしていたのを思い出しました・・・。まさに他人事ではない・・・。
ネットが普及してから、本来なら職業的な信用と責任の獲得&それに伴うTPOを守らなければならないような言動が、それらを得なくとも簡単にできてしまう状況ができ上ってしまい、神奈川さんはその鬼子みたいな存在かも知れません。
で、和解の後に保田弁護士がいっていましたが、「僕らは日本語でコミュニケーションしてるって思い込んでるだけで 実際は理解して合ってるって幻想の上で何とかやってるだけです」という言葉が印象に残りました。で、認知の話になるわけですが、それが人や社会にダメージを与えるような「ストーリー」であっても簡単に公共空間へと表明できてしまうのが、今のネット社会の功罪なんだなと思いました。
最も、関選手はファン(である神奈川さん)から愛と称して暴言を吐かれており、神奈川さんも何が悪なのか最初から最後まで理解できずじまいでした。個人的な意見ながら、それはネットに蔓延る数多の評論家気取りではなく、真の評論(と評論家)にも当てはまることかもしれません。以前にもこの記事をリンクしたと思いますが、リンク先のニコ氏が指摘しているように、そこら辺が行き過ぎて人格攻撃や中傷へとエスカレートしているような記事やSNSの投稿を目にしているので・・・。