『ステータス・アップデート』という映画を観ました。
スクールカーストの下位にいる高校生カイルが、ひょんなことから魔法のアプリが入ったスマホを手に入れることから物語が始まるのですが、この魔法のアプリに投稿したことは全て現実になるのです。ここら辺がなんとなく某ネコ型ロボットの登場する漫画のようだな~と感じていたら、じっさいに同じことを感じている方が何人かおられました(笑)
そんなアプリの力を駆使してカイルは自分にない才能を獲得し、高校の人気者になっていくのですが、こうした話によくあるように、甘い話には罠がある的な展開になっていきます。
本作はアプリの力に翻弄されるカイルを通じて、SNS社会へのアンチテーゼやその承認欲求への風刺が込められていますが、それに絡んだカイルの家庭環境も見逃せません。
本編終盤でついに父親の化けの皮が剥がれ、その際のカイルの決断は本作最大の痛烈なシーンだと感じました。自分も抉られるような気分だったです。
まあ、あんな結末になったけど、お父さんマジで自分の人生を見つけて幸せになってください・・・。