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2019年12月11日水曜日

エンド・オブ・ザ・ワールドを観ました。

地球に接近している小惑星マチルダの迎撃に失敗し、その衝突は避けられず、3週間後に人類滅亡の日が迫った地球が舞台で、奥さんに逃げられた主人公のセールスマンがひょんなことから隣人の女性と出会い、彼女といっしょに高校時代の恋人を探すことになるのですが、主演がスティーブ・カレル氏なのでそうなんだろうな~という予感はしていましたが、やっぱりコメディタッチでした。
本作はこうした人類滅亡ものにありがちな暴動や、大都市破壊シーンが殆ど強調されてない所と、丁寧な人間ドラマ、そして、監督が女性であることから『ディープ・インパクト』とテイストが似てるなと感じましたが、やっぱり上に書いた通りコメディタッチであるということが大きな違いだと思いました。
それに、挿入曲もよかったです。特に中盤のレストランのシーンで流されるワン・チャンの『Everybody』は一番のお気に入りです。(恥ずかしながら)今までワン・チャンは知らなかったんですが、この映画でファンになりました。

ところで、個人的に、ディープインパクトはちょっと辛いシーンが多いと感じるのです。
シェルターへの生存権を子持ちの同僚に譲り、父親と和解するために結果として死を選ぶヒロイン、そしてシェルターの抽選に漏れたために自殺するヒロインの母親、ラストで核弾頭を搭載した宇宙船ごと彗星に突っ込む前に、幼い子供を前にして別れを告げるクルーたちなど、感動はしましたがやっぱり心のどこかで、陰りが出てしまう自分がいるのです・・・・・・。
まあ、自分の人間性が歪んでいる分コメディ映画が好きってこともあるのでしょうけど・・・・・・、。