私は『グリーン・マイル』を映画・原作両方見ていますが、やっぱり印象に残っているのはポールやブルータス、ジョン・コーフィ等と併せて、パーシーなんですよね・・・あの性格と共にやった事が強烈な印象として残っているので・・・。ドラクロアの死に方・・・みんな覚えてると思います・・・。だからパーシーがぶん殴られたのは、正直よかったと思います。ああ・・・これも私刑の肯定じゃ・・・情けない・・・。
で・・・現実世界においても、また広陵高校の話になりますがそういう展開ってあると思うんですよね・・・。パーシーは看守という立場で、死刑囚が反論できない立場につけこみ、日頃から囚人への虐めを行ってきました。そして、幼稚な恨みでドラクロアの処刑をあんな風にして・・・。こうした「社会正義」を隠れ蓑にして、自分の日頃から感じているストレスや恨みを犯罪の加害者に使う構造・・・これも「加害」の一種じゃないかと思います。
で・・・何かXのポストを見たんですが、その通りで被害者の親族が本当にそれを望んでるのかってことなんですよ。こうした「虎の威」を借りた身勝手なバッシングなら他にもあります。自身も原発の電気を使っていたという自省(これは私も反省せねば・・・と日々思っています)なく、被災者をダシにして行われていた反原発デモ、同じく、被爆者をダシにして8月6日・8月9日に大挙して押し寄せるデモ団体、敗戦と同時に天皇陛下を「天ちゃん」とか「天公」とか呼び捨てにし始めた人々・・・。
だからこそ、被害者を盾にした炎上やバッシングほど、ロクなものはないな・・・と感じています・・・。