カテゴリ

2025年8月25日月曜日

◎「ドゥ・ゼイ・オウ・アス・ア・リヴィング?」にお邪魔いたしました

 この度、倉敷にあるギャラリーKAG様で行われている企画展、「ドゥ・ゼイ・オウ・アス・ア・リヴィング?」(企画・開催:川上 幸之介氏)にお邪魔いたしました。下にその様子をアップいたします。


こうした、「生きる権利」という言葉が作品の中に巡っている展覧会を見て、拙い私見ながら、ちょっと感じた事を書いていきたいと思います。

本展で指摘されていた、権力や社会自体がなす抑圧以外にも、ネットにおいて人権や福祉などに対して恣意的な科学的正しさを持ち出し、弱者を選別してその死体蹴りに酔うような言説をチラホラと見かけます。そして、本展が主張する人間が「生きる権利」自体にまでインセンティブや排他的なトリアージ的選択を迫るような話がある中で、アートは更にどれだけ対峙できるか・・・みたいな思いが頭をよぎりました。もともと、そういう人達はこちらの真面目な怒りや問題提起を「サヨクのヒステリー」として冷笑しながら仲間と一緒に片すのが普通ですが、やっぱりヤバさはヤバさとして、地道に続けていかなければ・・・と感じます。

それと・・・これはちょっと気になったことですが、オレグ・クリーク氏のパフォーマンス映像なんですが、(モザイクありだとしも)男性器が視認できるような状況なら、年齢制限は必要なのでは・・・と正直思いました。やっぱり、いくら反権力でも子供でも見れるとしたらそれは虐待であり、パンク以前の問題であると感じました・・・。