最近、和田 登氏の児童書『キムの十字架』を読みました。『ほろびた国の旅』とか『大久野島からのバトン』と同じく数少ない、戦争加害国としての日本を描いた作品でしたが、(滅茶苦茶な計画による)朝鮮人の強制労働がメインテーマという事で、私はふと、中学生の時に『嫌韓流』という漫画がベストセラーになっていた事を思い出しました。
まぁ・・・で、当時のネットを見ると、その時はTwitterやYoutube等が無かったので、個人ブログや2chで韓国・中国叩きが結構あったな・・・と記憶しています。
そして、高校になってからアメリカの大学で銃乱射事件が起き、犯人が韓国からの移民という事で、事件に便乗して「韓国人だからそうなる」みたいなブログ記事も結構ありました。
何ていうのか・・・一昨年位に(こういう読み方は結構情けないと思いますが)ウェブ上で岡田 索雲先生の『追燈』という漫画をちょろっと読んだのですが、今日では殺人まではいかなくともレイシストはそうする理由をどこからでも紐づけるような存在だし、私達にもそういう悪は燻っていると思うので、気をつけなきゃいけんな・・・と感じています。
最も、私は※9月1日(と3月11日)だけ防災やメディアリテラシーについて真剣に考える事を演出する風潮が、あまり好きではありませんが・・・。
※9月1日は「防災の日」ですが、そこに東京目線をうっすらと感じています・・・。