今日も、過去話の蒸し返しになりますが、リンク先の文章にあるように一部のギャラリー経営者が勧誘系ギャラリーはともかく、その出展者まで悪しざまにいうのは何だかなーという趣旨の事を書いたと思います。まぁ・・・あんまし特定はしたくないですけど、勧誘系ギャラリーへの出展歴がある作家まで、自分が主催してるコンペや展覧会に出すなというのは、批判の度を越した排斥主義だし、結局カタギのアートビジネスも含め、みんなが不幸になるだけじゃないのか・・・?とひっそり感じています。
例えるなら、「あの人は事件を起こした宗教団体の信者でしょ?まともな人間として、あの人には住民票なんか発行してほしくないし、この町に住んでほしくない!」とか「ウチらは信者じゃないんで、脱会する気が無いならさっさと出ていって、信者と仲良く毒ガスでも作ってろ!」みたいな暴力性を感じるというか・・・。まぁ・・・そういうギャラリーにわざわざ出展しなくても・・・みたいな感じはあるんですが・・・。
こうした一部の美術関係者が、排他的な選民思想をSNSで発信することは時々見かけます。 以前の文章でも敷居みたいな話は書いたと思いますが、敷居が高ければ高いほど、その集団の治安や純度が保たれるというメリットはありますが、逆に閉鎖性や(上に書いたような)排他性が強まり、要らん加害欲求を煽ってしまうというデメリットが存在する・・・そんな感じがするのです。ガンプラ説教おじさんみたいに・・・。
まぁ・・・勧誘系ギャラリーというのはどう見たって倫理的正義に照らしあわせて、100パーセント落ち度があるので批判は容易だし、「あんまし出展せん方がいいよ」という警告も有効なわけです。ですが、こちらが100パーセント正しい側にいるからといって、出展者まで口汚く罵るやり方は、逆に勧誘系ギャラリーのカモを増やすことにならないか・・・そう感じています・・・。