何か、かなり昔に、実家で祖母か母が持っていた子育て関係の本を読んだ事があります。タイトルも度忘れしてるし、うろ覚えで、いわさきちひろ氏がイラストを担当されていた・・・という記憶しかないんですが、何か幼稚園児で、水道の前でずっと手をかざしている子がいるんですよ。で、保育士がもしかして家は自動で水の出る水道なのかと思った所、本人が自発的にやって習得すべき事を、家族が先回りしてアレコレやった結果、ストレスで思考停止してしまう・・・みたいな感じの話でした。
水道でも、本人が蛇口をひねる前に、誰かが勝手にひねって水を出す。お花畑を見ても、本人が「きれい」と認識する前に、母親が「お花がきれいだね~」と声をかけてくるので、子供の為に良かれと思ってやっていた事が、本人を結果的に追いつめていたという事態に、みんなが気づいて反省した・・・という形で一件落着していました(ようだった)。
で・・・こういう先回りしてアレコレと世話を過剰に焼くというのは、日本のドメスティックな環境だけではなく、社会全体に溢れていると思います。この文章でも書いてますし、こういう記事にも共感してしまう自分としては、電車やバスに乗っている際に、「無計画な注意放送垂れ流し」がまさにそうだと感じています。
この間でも広電バスや広電に乗っていて、ICカードの使い方や乗車マナーなどのアナウンスなんて、もう5回(可能なら7回)に1回でいいじゃん・・・という思いに正直駆られました。乗客がわからないからといって、小姑の小言のようにネチネチと流されるアナウンスに、あの幼稚園児の姿がダブったというか・・・。 ああいう幼稚園児か小学校低学年の生徒に言い聞かせるようなアナウンスを何度も聞かされると、こっちもかなりイライラしてくるんですよ・・・。調べなきゃ放送してくれというのも、大人なのか・・・とも・・・。
クレーム回避のアリバイ作りの為に、都市環境を粗雑に扱うやり方は、もうどっかでメスが入っていいんじゃないか・・・そう感じています・・・。