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2025年11月12日水曜日

◎「TRAinART ~アートする世界の鉄道展」にお邪魔しました

 まぁ・・・言い訳として、ここで「明日くらい」と書いていたのですが、色々な事が積み重なって、ようやく京都鉄道博物館様にて開催されていた企画展「TRAinART ~アートする世界の鉄道展」にお邪魔させて頂く事ができました。鉄道系のアートが好きなのと、ただ(鉄道ファン的なものから)好きで描かれるのではなく、鉄道も含めて世の中の事象がアートと関わって、作品として成立していく事は運命といってもいい話だと思うので、是非とも行ってみねば・・・!という思いでした。下に会場の様子をアップしておきます。




このように、鉄道という「交通手段」が文化に影響を与え、アートとして昇華されていく様が、パネルや往年における名列車(TEEやマラード号等)の模型と共に展示されていました。

特に、やっぱり作品として映えるのはイギリスの鉄道、特に蒸気機関車ではないかと思いました。知っての通り、イギリスは世界で初めて鉄道が開通した国であり、その気概を示すかのように蒸気機関車はただの機械ではなく、一流の工業製品のようにカラフルで、流麗なデザインと装飾が施されています。(ちょっと失礼な表現で恐縮ながら)黒一色の喪服みたいな日本の蒸気機関車に比べると、その違いはかなりあると思います。

これも出羽守の意見になってしまいますが、最近でも一流のデザイナーへと鉄道車両や駅舎のデザインを依頼し、その作品が話題に上ることがありますが、やはりそうした※「点」ではなく、トータル、つまり「線」で考えないといくら形だけヨーロッパの後追いをしても・・・と考えています。現在、度々日本の都市景観の悪さが指摘されていますが、まだまだ先程書いた「点」だけを見ている結果かな・・・とも・・・。

ちょっと不平不満を書いてしまいましたが、やっぱり鉄道も含め、日本の景観がハードウェア頼りの現状で済まそうとしている部分はあると思うので・・・。