(ちょっと色々加筆修正ました)
昨日、見なきゃそれまでなんですが懲りずにまたあの某観賞魚の人のnoteを読んでしまいまして・・・。で、記事を読んでいく内に「ダメだこりゃ・・・」となりましたよ・・・。
これ系の話における焼き直しになっちゃうかもしれませんが、依頼は応援じゃないんですよ。某観賞魚の人は無邪気に応援目的の依頼をする事を推奨しているように見えますが、施しが目的化すると、逆に駆け出しの作家(ギャラが安い分)を金で使い捨てにするような悪循環が生まれると思うし、(私はまだまだの立場ですが)もともとフリーランサーとクライアントはプロ同士、対等な立場でやり取りしながら仕事をさせて頂くという(金銭的なものも含めて)責任関係で成り立っているはずです。そこに応援という「善意」を入れると、描き手に要らんプレッシャーを与える事に繋がる危険性だってあるでしょう。
私だって駆け出し状態ですが、知名度が高い人を選ぶのは単に権力とかファン集めだけじゃないです。私もプロ作家にゲスト原稿の依頼をさせて頂いた経験がある分「は?何いってんだお前?」みたいな精神状態になりました。
知名度の高いプロ作家が商業面で優遇されるのは、経験が長い分、駆け出しと違ってちゃんと絵の仕事が(こちら側の要望も併せて)柔軟に出来るという事、実務面も含めて何かあったらきちんとした対応と危機管理能力を有しているという事もあるので、そんな認識(見栄目的?)でプロ起用が行われていると思っているのなら、本当に認識が甘いし、わかっていないと思います。私もちょろっと企業案件でお仕事をさせて頂いたことがあるので、尚更なんですね・・・こういう話は・・・。
そういう所でトータルすれば、某観賞魚の人は人の役に立ちたいという前に、ソースを自己啓発やスピリチュアリズムに頼るのではなく、ちゃんとビジネスリテラシーや実務の面をきちんと考えてから、絵描きの事に対して発信や提言をして下さい・・・というお気持ちです・・・。
私だってわからずに間違いを犯す事だってあるし、あの企業案件だって、クライアントさんと私の間に立ってくれる人がいたからこそやらせて頂いたわけなので、偉そうにいうのもなーとは思います。でも、こういう経験があってこそ、某観賞魚の人が依頼を応援としてやろうとしている事にかなり違和感を抱いていたので・・・。違和感ならいいですけど、何も考えずに金をあげる事ばかり考えて、需要と供給の事にズレた理念表明をしているのが、本当に自分の中で苛立ちとして燻っていました・・・。それに、絵描きさんは金を送れば描いてくれる存在ではなく、職業人としての尊厳と仕事を選ぶ自由意思がある事に気づかない限り、某観賞魚の人は益々意識だけが高く、現実と実態にそぐわん事を平気で・・・という思いです・・・。
(追記)そうそう、こんな所で依頼の話はするもんじゃなかったと・・・もっとポジティブな話題で宣伝すりゃいいのに(泣)