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2020年6月19日金曜日

ブルース・オールマイティ

最近『SAVE THE CATの法則』を読んでたんですけど、『ブルース・オールマイティ』という思い入れのある映画が登場したのでちょっと書いてみたいと思います。

人生がうまくいかないリポーター、ブルースが「神」に対して喧嘩をふっかけ、あまりの愚痴に耐えかねたモーガン・フリーマン氏演ずる神が直々姿を現すんですが、主演のジム・キャリー氏、いうこととかやることとかがいちいち子供っぽくていいです。神はアリをもてあそぶいじめっ子だとか、職務怠慢だとか。
で、神はなんとブルースに「不満があるなら君が神の仕事をやってみろ」といい、なんと全知全能の神の力をブルースに授けるんです!ですが、そこは自己中男のことですからまともに神の力を使うはずがなく、出世への暴走が始まります。特に自分に暴行したチンピラに復讐したり、ライバルだったキャスターの邪魔をして降格させるシーンは笑いました。あなたはドラえもんの秘密道具を借りて、出木杉の邪魔をするのび太ですか?
ですが、神の仕事もそんなに甘いものではなく、みんなのお祈りも聞かないといけません。そこは人間のやること、膨大な数のお祈りを選別する余裕もなく、「みんなのお祈りを叶えりゃOKじゃ~ん?」になるんですけど・・・・・・後でとんでもないツケが待っています。
個人的に、本作はモーガン・フリーマン氏の渋い演技と、子供っぽいジム・キャリー氏の演技が見事に合わさった映画だと感じています。