児童書『ヒロシマから帰った兄』を読みました。第二次世界大戦終結後のアメリカが舞台で、主人公のスティーブのお兄さんは帰還兵で、広島に駐留していました。そして、原爆投下のショックで別人のようになるのですがそれを仲間のセレスティーノに馬鹿にされ、とっさに嘘をついてしまいます。
どっちかというと原爆投下がメインではなく、終戦が絡んだ子供同士のプライドのはりあいがメインに描かれていて、最終的にそれが殺意スレスレまでエスカレートするんですが、そういう人間関係のドロドロとかいがみ合いは重ずぎず、さらっと書かれていていると感じました。
広島の原爆投下(核攻撃)を扱った児童書は前からよく読んでるんですが、やっぱりそういう意味での「ヒロシマ」というのはすごい有名なんだなと、今更思いました・・・・・・。