闇バイトについて蔑称で呼ぶべきというポストがXでバズっていて、一連のソレを読んで見たんですけど、要らん差別感情を煽って拒絶感を育てるのはよろしくないんじゃない・・・?と思いました。そうした発想にも絶句しましたし・・・。大事なのは呼び名とか表層的なものではなく、地道な対応と実態把握だとは思います。でも、そういう支援者ほどネットではバズらないしな・・・。有名になったとしても、神輿に担がれるような増長はしないし・・・。
何かこういう混同はいけないとは思いますが、蔑称を舐めてはいけないと思います。 ルワンダの虐殺においてもツチ族を「ゴキブリ」と罵倒するラジオ放送の存在がありましたし、(敢えて書きますが)「不逞鮮人」という言葉が関東大震災後の首都圏でどのように機能したか・・・。虐殺ではありませんが、蔑称が実際に人権を阻害する正当化の手段になっていた例だってあるんですし・・・。
だからこそ、蔑称を安易に公共空間で使うべきではないし、闇バイトのいい換えであるウンコ役バイトにせよ、トー横キッズのいい換えであるこどもホームレス連合(!!)にせよ、蔑称でどうにかしようという発想は前者と地続きだと思うのです。ていうか、ホームレスに対する差別じゃないの・・・。なっちゃいけないというのであればねぇ・・・。それと、ウンコ役バイトにせよ、実際に排泄物を扱う仕事って、あるでしょう・・・。
こういう支援者みたいな存在が、反倫理的で過激な言動でネット民にチヤホヤされるのを度々見ていますが、弱者を使い捨てにしてインフルエンサーとして(君臨したいがために)振舞うような存在には本当に愛想がつきそうな気分ですし、そんな軽薄な態度で被支援者に優越感を覚えるような言動を繰り返していると、いずれどこかでツケをはらわされることになるのではないか・・・そう思うのです・・・。
そうそう、こういう所からアヌビスというゲームのワンシーンについて思い出しました。火星の街であるバシリアで、まだ民間人がいるという状況で戦闘が始まった時、ディンゴにそれを詰られたLEVのパイロットが「構ってられるか!どうせバシリアのクズどもだ」といい返すんですね。そして、「バシリアの人間がどうなろうと知るか!!奴らはクズだ」とも。
まあ・・・平等に人権が保障されているはずの存在が、「クズ」という言葉で矮小化され、差別どころか殺していい存在になってしまう・・・ なんかこれをやったのは中学生の時でしたが、色々考えさせられてしまう台詞でしたね・・・。前作の「エンダーの盗っ人どもが!」という台詞とあわせて・・・。