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2025年6月23日月曜日

昨日の言葉通りに・・・

 昨日の文章で、「絵本系の評論について書きたい」みたいなことを書きましたが、有言実行、やってみます。

最近、2回ほど今福 龍太氏の『ここではない場所:イマージュの回廊へ』において、『ぼくのうちに波がきた』という絵本と、その原案になったオクタビオ・パス氏の短編『波と暮らして』が書かれていました。で、何か『ぼくのうちに波がきた』でイラストを担当したマーク・ブエナー氏がこう評されていました。

「ブエナ―の筆は波がこれまで描かれてきた色彩語法を無視し、それを黄色に、橙色に、紫に、黒に発光させる。渦や泡の描写は、まるで毛細血管か神経組織のように波の表面を縦横に走り、波の生命に血流の感覚を付与する。」(166P)

そう・・・一番難しいのは重力に逆らうような(派手な)水の動きなんですよ・・・別世界ではごまかしてますけど、そろそろ本気でやらな・・・と感じています。だから、身体や建物などの固形的なものだけでなく、そうした事までしっかりとした正確さを基にできる作家さんが・・・とマジで思います・・・。

まぁ・・・私の場合はスライム系なんじゃが・・・。