角丸 柴朗先生の漫画『りゅうとあまがみ』を読みました。
まぁ・・・自炊だって苦手で、新潟なんて行った事も無いような私が、わかったような言葉で感想なんか描いてもいいのか・・・と思いますが、英国(イギリス)少女のウィルが余りにも至る所で可愛かったので・・・。
舞台は明治で、ウィルが新潟までやってくるんですね。イギリスにおける規律ばかりの生活に嫌気が差して母親と対立、父親や付き添いのメイドと共に日本にやって来たものの、肉料理がメインだったイギリスとは違い、出てくるのはウィルの嫌いな魚料理ばかり。ついに不満が爆発して新潟の町に飛び出したウィル。ですが、(お嬢様ゆえの)危機管理の無さで早速客引き関係のトラブルに巻き込まれそうになりますが、それを救ったのが地元で料理人をしている流作でした。どっちも気が強くて対立するものの、ウィルは流作の料理にいつの間にか舌鼓を打つようになり、初めは貶していた新潟の地や魚料理に対して、徐々に打ち解けていくんですが・・・。最後がちょっと不穏でしたので、続きが気になります(汗)
で・・・何か主人公達が気が強くて(ウィル)不愛想(流作)、互いの属性やライフスタイル等をディスったりする所はあるんですが、そこら辺に対する不快感は無く、寧ろ微笑ましいものがありました。こういう毒舌系の漫画やアニメの中には、ただ(ネットの炎上案件や2chのまとめサイトを焼き直したような)人格攻撃や差別ネタを羅列して、ただただ不快にしかならないような作品もありますが、『りゅうとあまがみ』では、ウィルと流作の関係における異国人故の対立が、まっとうな良識と社交性という作者のプロテクトのもと、キャラクターがまともな人間として成長する礎として描かれている所に、好感を感じました。要するにウィルのような内面に燻る(ライトな)悪意や怒り、エゴイズムは描かれていても、そういう事をヘイトコンテンツの一環としてすぐ溜飲を下げさせる方向に持っていくさもしい展開を、時代劇故にバッサリ拒絶している所が素晴らしいです。
ここから、日本でしばらく過ごすことになるウィルが、イギリスに帰ってどのような選択をして、、成長していくのか。今後の展開が楽しみです。2巻が早く発売されれば・・・。