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2026年1月18日日曜日

日常における狂気

郷田マモラ先生の漫画『きらきらひかる』って、監察医という結構苛烈な世界(性質上生々しい殺人の描写や死体もバンバン出てきます)で人間の愛情や良識を描き切った名作なんですけど、ただの人情じゃなくて、人間のダークサイドを後味が悪い形で描いたエピソードも結構あるんですね・・・あの絵柄で・・・。

個人的に印象に残っているのが 『狐憑きの女』と『正義の味方殺人事件』です。『猟奇殺人事件』みたいに、元から悪い奴が犯罪に手を染めるといういうんじゃなくて、ちょっとしたすれ違いで平凡な人生を送っていた人間が、殺人犯になっていく・・・という描き方がホントに怖いというか・・・。あの絵柄で・・・。特に、『狐憑きの女』ではラストで読者を安心させかけておいて・・・そうじゃなかったという結末はかなり・・・と思いました・・・。

そういう部分があるから、『きらきらひかる』って結構好きなんですよね・・・。