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2020年4月5日日曜日

あやしの保健室の4巻を読みました。

せっかく好きだったシリーズが、もう完結とは・・・・・・非常に残念な思いです。
HIZGI氏の、児童書の健全さにちょっと毒を入れたような、エロ美しいイラストも楽しみだったのに・・・・・・。
今度、養護教諭の妖野先生は、元ラガーマンの熱血校長先生がいる学校に赴任します。
そこでもやっぱりいじめとか、両親の再婚とか、生徒会長という立場につけこまれて色々こき使われる子とか、保健室にかけこむ子供たちの姿には、やっぱり生々しいリアリティがあります。でも、それをさらっと書いてハッピーエンドにしている所が好きだったんです。特に『イケスカンク』というエピソードで、いじめの加害者を一方的に排除することなく、かといって「みんななかよく」的なエンドにもならず、いじめは損になるからやらないという結論を与えるところは、凄いと感じました。

ラストは1巻の登場人物に関係する形で物語は幕を閉じますが、もっと続きを読んでみたい作品でした。