模倣犯という小説を読みました。
まあ、大量殺人を犯して世の中の頂点に立っているつもりの人と、今まで幸せに生活していたのに、そんな人のせいで苦しめられる人の対比がすごく丁寧に書かれていました。
ジゴサタという漫画でも、「普通に生きるのが嫌で、刺激的に生きるのが最高」という理由で連続殺人を犯した女性が登場しますが、本書のメッセージとなんか被るものを感じました。
最終的に完全犯罪者になったつもりの男が、思わぬところでボロを出してもう捕まるのを待つばかりという状況になっても、俺は選ばれた存在だと悪あがきをするんですが、それに対するおじいちゃんの言葉がよかったです。