以前描いた『Like a doll』という作品ですが、今どきの問題を題材にする形で加筆しました。
なんか、新型コロナウイルスの感染者とかに対してのバッシングとか、バイオテロみたいなセンセーショナルないい方とかでいろいろ思うことがあったんで、そういうことを含めて制作いたしました。
コロナウイルス(COVID-19)ではないですが、自分に関係した人の問題で、みんなが血祭り(みたいなもの)にあげられることって色々あると思います。大学の偉い人が資金を流用したとか、身内が人殺したとか。でも、血祭りにあげられる人って、ぜったい自分はそうならないという「想定外」があるように見えてならないです。金八先生ファイナルの「悪はどこにありますか?」という言葉が思い浮かびます。
拙作のトランクと少女は、逃げても逃げてもそんな問題から逃れられない人をイメージしました。そして、トランクにかかった手は少女たちを追求する人たち、そして後ろの太陽のようなものはそう、さっきいったアレのことをイメージしています。
最近、社会問題をダイレクトに描くことは便乗みたいで嫌だったし、そんな清らかで正しい存在じゃないけど、やっぱり描いたほうがいいんじゃないかな~という思いがあったので、あえて今の状況を追加した次第です。