私は逮捕されても、彼らに喧嘩を売ると。
となりの席の女子学生が、手を挙げて扇動するような言動をするのはどうかといった。
だが、その大学教授は事なかれ主義であるお前が悪い、国民である自覚がないと怒鳴った。女子生徒は涙を一筋流していた。講義が終わった後で私は、彼女に売店でお菓子をおごるといった。顔を赤くした彼女は恥ずかしそうに笑った。
今、あのロボットに乗って戦う子供たちは社会の共通の敵になっている。
街では子供たちの写真に、銃を突きつけたプラカードを持ったデモ隊が歩いていた。感じているのは大学教授の言葉のような激情ではない。そんな世界に対する恐怖と不安だ。