印象に残った漫画の一つに、間瀬元朗先生の『デモクラティア』という作品があります。
なんかネットの多数決で動くアンドロイドで実験をしていたら、どんどんとんでもない方向に事態が動き出し・・・というストーリーなんですが、軽い気持ちで世界の破滅を祈っているとどういうことになるのか、考えさせられる漫画でした。そして、とある存在がネット民に鉄槌を下す発言をするシーンも、その正体が分かった時はなかなか強烈な皮肉が効いていると思いました。
間瀬元朗先生の漫画は『キョウイチ』から読んだので、(本当にこんなこと書いてすみませんが)実はバイオレンス色が強いという先入観があります(汗)『イキガミ』や本作にはそんなシーンはないのですが・・・。
そういえば、こちらに間瀬先生のインタビューがあったので読んでみましたが、やっぱりネットは色々疲れるところがあるなと再確認した次第です・・・。