この度、しょうたダンボール君の個展(会場:ボーダーレスアートスペース・HAP様)にお邪魔させて頂きました。
下にその様子を撮影した画像をアップしましたので、ご覧ください。
このように、自動車や生き物、メカなどが精密に作られたダンボールアートが展示・販売されていました。
私が感じたのは、「彼にしかできない表現が確立されている」ということでした。
アート作品を制作する時に「自分らしさ」というのは、努力を怠ったり、人のいうことを聞かなかったりすることへの自己正当化に使われることがあります。だから、私のようなレベルの人間が安直に出していい言葉ではなかったりします。ですが、しょうたダンボール君の作品を見て、(前者の意味ではない)「自分らしさ」を立派な力と商売として成立させているなと思いました。彼はそのような鍛錬と、そうした積み重ねに基づく表現ができる人です。
だからこそ、しょうたダンボールというアーティストとして、自分にしかできないことにどんどんチャレンジしていって貰いたいです。
それと、漫画やモノクロイラストなど、色がないことで逆に豊かさが開いている作品がありますが、しょうたダンボール君の作品も下手に色を付けてない分、緻密さで勝負をしているので逆にそこから豊かな色彩を感じられました。
なお、本展でしょうたダンボール君が制作した戦闘機(ファントムです)の作品を購入させて頂きました。
カッコよさだけではなく、彼の妥協を知らない姿勢を仰ぐために、一生大事にしていきたいです。