まあ、前にこういうことを書いたと思いますが、ああういうのはやっぱり無理じゃね・・・。自分に都合のいいことをいってくれたからといって、一人の子供を嬉々として自分達、つまり大人の戦場に担ぎ上げてちやほやしている様子を見てると・・・。保護やサポートをするという概念(と責任)が欠けているのがマジでね・・・と思います。
こういう所から、児童書でもキャラクターに自分が格差やジェンダーなど(もっとつけ加えれば、コロナとか貧困)に関して感じていることを、そのまま大人の立場で糾弾させてるような作品ってあると思います。まあ、受けやすいといえば受けやすいんですが、結局は子供の発達段階を無視した、あざとい説教にしかなっていない側面があると思うんですよ・・・。
基本的にこういう系の児童書って、教職を長く経験された人(私の知る所では、青木 和雄氏や灰谷 健次郎氏、山口 理氏等)がそういう下心なく書けてるなーと思います。多分、下手に子供や子供社会に変な幻想を抱いてないからでしょうね・・・。