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2024年9月4日水曜日

東大に行くこと

 -こんなやつもいるんだから お前は今の環境を後ろめたく思わないでいい

 つるまいかだ『メダリスト』より 

 

 まあ・・・学歴の話って結構デリケートな部分はありますよね。スポーツとか芸術とかの分野で努力の末に成功する話は素直に受け入れられるのに、勉強になるとみんなが腫物に触るかのように目を背け始めるのは何故でしょうか?金の問題とはいいますが、前者だって同様のはずです。

私も高校時代に色々あって地方の私大に甘んじており、対照的に親戚に東大生がいたからこそ敢えて書くのですが、あの署名運動に関しても 本当に皆にとってプラスになるのか・・・?と問いたくなるのです。逆に社会にとって悪影響でしょ?とも・・・。

世の中、もっと単純にいえば日本社会の格差構造の中で低俗な格付け番組のような足の引っ張り合いが(特にXみたいな所で)あり、あの東大推薦への反発に関してもそうした言葉遊びの一環でしかないと思います。どうも教育や生活環境については「酸っぱいブドウ」で終わるどころか、先天的にブドウを獲得できる努力を与えられた人間に、色々と理由と難癖をつけて足を引っ張ろうとし、真面目な格差論ですらそうした心情の慰撫に回収されていると感じています。あんまし書きたくないことですが、私もそういう考えでモラハラ紛いのことを受けたことがあるので・・・。

 第一、推薦入試は(総合型選抜と同様に)インチキではないですし、それだって教育ジャーナリストである石渡 嶺司氏が指摘している通り、単におべんちゃらで入れるほどの甘さではありません。全員が悠仁様という藁人形を劣等感や敗北感の為に殴っているにすぎず、様々な格差への問題提起が彼らへの肯定(燃料)にすぎないのであれば、そこら辺にどう楔を打つか・・・も重要だなと思います。要するに、純粋な犠牲者として彼らを扱う限り、不毛なルサンチマンにより真の被害者が生まれ出るということで・・・。

これについては明日に持ち越してみたいな・・・。ヤフコメも結構見苦しかったし・・・。