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2024年9月8日日曜日

赤ちゃん返り

 『デンキ街の本屋さん』で、先生の漫画制作を(カメ子や腐ガール等、いつものメンバーと一緒に)手伝っていたひおたんが、うっかりミスでインクを先生のペン入れが終わった原稿にぶちまけてしまうシーンがあります。で、それを見た先生が赤ちゃん返りをして癇癪を起こし、みんなにそれが伝染していくんですが、カントクに期待されていた海雄まで赤ちゃんになってしまい、ひおたんや先生達が正気に戻ります。

私がこの一連の流れを見て思い出したのは、『おばけのコッチ あかちゃんのまき』 でした。『魔女の宅急便』や『わたしのママはしずかさん』等で知られる角野 栄子氏を代表する児童書シリーズのひとつですが、赤ちゃんの世話をしようとしたら、その癇癪と駄々に振り回されるおばけのコッチの結末を見ると、最初に書いた先生のシーンを見るよう・・・でした。立場が逆転・・・というか・・・。

なんか本作に限らず、『いやいやえん』とか『宇宙人のいる教室』みたいに子供や幼児の描き方が上手い児童書はありますが、なぜそこに惹かれるのかといえば、子供をただ可愛らしい存在として描いていないからでしょう。ペットブームに便乗したバラエティ番組のように、子供をただ天使のように描くことに対して香月 日輪氏も度々苦言を呈していましたが、子供を巡る数多くの美談をきちんと退けている作品だからこそ、共感を集めやすいのだと思います。

そこら辺については、いしかわえみ先生の育児エッセイ漫画『食べて産んで寝て描いて』 でも思ったのですが・・・。『絶叫学級 転生』でもその経験が反映されているエピソードをちょくちょく見かけたしなぁ・・・。

 

話は変わりますが、今日はもう一つの故郷とでもいうべき倉敷に行くつもりです。 奴のやらかしで愛憎入り混じった記憶がありますし、新幹線を使えば一発なんですが、金の問題で朝一の高速バスとJRを使います。だからあと2時間しか寝れないのですよ・・・。