ずっと前に、『グレイヴ・エンカウンターズ』というPOVホラー映画を観たことがあります。
あれはマジで怖かったです。心霊スポットの廃病院で、やらせ系心霊番組のスタッフがいつも通り撮影を終えて帰るはずが、徐々に異常な状況に巻き込まれ、エスカレートする怪奇現象によって、一人一人姿を消していく過程がジワジワと描かれていましてね・・・。最後に生き残ったランスさんが、一人で医療史のダークサイド以上の真実に辿り着き、それをカメラに収めるシーンは、本作で一番怖かったです・・・。フリードキン先生、相当ヤバい趣味を持っておられたようでして・・・。
で、続編の『グレイヴ・エンカウンターズ2』も観たんですが・・・こっちの方はちょっと笑えたというか・・・なんか、怪奇現象が変な意味でパワーアップしていると思ったんですよ。作品の世界も、グレイヴ・エンカウンターズのスタッフがビデオを残して失踪したという設定ではなく、映画そのものがあって、それに言及するという設定だし・・・。フリードキン先生も単なるトチ狂ったお医者さんというよりかは、もっと壮大なことをやっていたみたいで・・・。
あ、そういえば髭も髪も伸び放題の、キャストアウェイ状態になったランスさんが登場します。
こうしてみると、『グレイヴ・エンカウンターズ2』はPOVホラーというよりも、テレビ業界を皮肉るセルフパロディみたいな感じがしました。
POVホラー・・・最近は『コンジアム』以外はあんまし観ていないな・・・。
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