昨日の続きになりますが、『ハッピーバースデー 命輝く瞬間』という児童書では、いじめについての緊急父母会に主人公も参加することになります。そこで、校長先生が水を差すのです。
「いじめた人を、みんなで批判して追及するようなことは絶対にしないこと。いじめを自分の問題として考える、そういう話し合いにすること」
よくある学園ドラマでは悪役として描かれやすい校長先生が、しっかり教育者として機能している所が頼もしかったし、 安直な犯人探しで安全圏に逃げることを良しとしていない所がいいんですよね。
出席停止や厳罰自体は賛成ですが、だからといって「いじめ加害者」という共通の敵を作るクラス運営は正直危ういな・・・と思います。関東大震災の朝鮮人虐殺や対テロ戦争って、「自分が悪を叩ける正義」が集団で行使できる環境から生まれるものでしょう・・・?
話は変わりますが、こういうのを最近読みました。投稿の通り、マスコミ、つまり新聞やニュース番組は現実逃避の言い訳として敵視されていますが、じゃあバ○ップとかネ○ト○ークみたいなサイトはどうなんかね?・・・と思ったり・・・。
まあ・・・確かに私も個人的には、ジャーナリストが英雄視されて神輿に担がれる状況は・・・と感じています。本人もそういうのに踊らされて、ますます(本職から外れて)煽情的な方向に走ったりすることもありますからねぇ・・・。