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2024年1月25日木曜日

衝撃映像100連発

 去年くらいに、大衆食堂のテレビで衝撃映像100連発みたいなものが流されていて、(外国で)男の子がトラックに撥ねられる動画がありました。過去には、人が刺されたりするようなものもあって、みんなどうしてあそこまで興味本位で見ることができるのか・・・と思うんですよね・・・。特にムカつくのは、画面左上あたりに小窓で表示される、タレントのオーバーリアクションです・・・。

じゃあ、なんで自国(日本)で地震が起きたり、人が殺されたりする瞬間を流さないのかと・・・。 そういう映像でも「え~!?」って頓狂な声を上げられますか?と・・・。

そういやこちらで書いてみたいと思ったことを書いてみます。もうあれほど中立的に書いてた『ステイホーム』という児童書ですが、(掌返しみたいですみませんが)自分の中ではもう向き合い方が違ってきています。色々と考えた上で・・・。なんか主人公側がコロナ禍において相対的な強者であることを理解しておかないと、アレは毒にしかならんと思います。主人公がいじめ被害者だからといって、コロナ禍がもたらした被害がそれより軽いわけじゃないですし、感染してないからといっても想像力は必要でしょう。相手が嫌いだからといって、弱者から目を背けて逃げるのが、果たして正しい選択なのか?正直、「怖いから嫌い」という考えを甘やかし続けると、排除アートを支持したり、障害者のグループホーム建設に反対する大人達になることを意味してるということだと思います。るるこのネグレクト姉妹に向けた「嫌いだから家に入れないで」は、極論ですがここで「住民の安全を守れ」と叫ぶ大人たちと地続きかと・・・まあ、ラストで最小限の歯止めがかかってるわけですが・・・。

それを理解していないファンダムが恵まれた安全圏で好き勝手に暮らしながら、「ルール」の功罪をまだ知らない未熟な子供に向かって、良識とかマナーを腐すのは見ててため息が出るというか・・・。そういうことが、本当の意味で自由や権利へのアクセスが困難な弱者を抑圧になっていることに、どれだけ自覚があるのかと個人的には感じるんですよ・・・。私だって貧困層ではないし、こういうエラソーなことをネットで書いてるから同罪だという自覚はあるのですが・・・。

そういう人達は日頃から「国が弱者を抑圧している!」をしたり顔でネットに書いていますし、フォロワーのリポストを振りかざして付け焼刃の格差批判や政権批判で見ている人に尻尾を振ってる訳ですが、本来は自分たちの為に向けてるんじゃないの・・・?という疑念がムクムクと湧いてきている今日です・・・。