―育った環境、心に受けた傷が蓄積され、現在(いま)を作り出す。
新堂冬樹『血塗られた神話』より
ずっと前、東京に作品を出展していた時に、ホテルでピクサーの『モンスター・ユニバーシティ』という映画を観たことがありました。『モンスターズ・インク』の前日譚で、タイトル通りサリーとマイク達の学生時代(とどうやって、そこからモンスターズ・インクに入社したのか)を描いています。大学・・・色々と耳の痛い内容が含まれていました。
で、前作で悪役だったランドールも出てくるんですけど、意外と真面目そうで善良なタイプだったのには驚きでした。そして、悪の道に墜ちるきっかけになるシーンが出てくるんですけど、なんか色々と考えさせられてしまいます・・・ね。それが前作の自己チューな外道キャラにつながると思えば・・・。
現実世界でも、もとから悪事を働く人間が先天的な原因でそうだったのか、後天的な原因でそうだったのか、いろいろ議論は交わされていますけど、なんか一筋縄ではいかない問題ですよね、あれって・・・。