高校生の時、郷田 マモラ先生(どうしてああいうことになってしまったんでしょう)の『きらきらひかる』や『MAKOTO』等を何度も読んでいました。で、本日『きらきらひかる』の文庫版を買い直しました。あの『「正義の味方」殺人事件」が収録されたものなんですが、自分勝手な正義で殺人を犯したことで図に乗る犯人と、その怒りで目を見開くひかるさんの顔がまた見られてよかったです。
『きらきらひかる』は監察医を描いた話なんですが、殺人事件が絡むゆえにけっこう凄惨な描写があります。四肢切断とか、グチャグチャになった顔面とか、誤魔化すことなくけっこう容赦なくリアルに描かれているんですが、興味本位のグロで表現されていないので、きちんと真面目に読むことができます。まあ、ホラーとかサスペンスとかだったら面白いけど、現実にはそういう余地なんてないし、面白がるなんて論外でしょ?的な郷田先生のメッセージを読み取ることができるようで・・・。
そういえば、最近はモノクロ画を制作しています。対象をデフォルメしたり、陰影を、ペンのタッチを調整して描いていくのはちょっと楽しかったりします。
デフォルメは難しいですが、コトブキヤのDスタイルや、Bトレインショーティーを思い出して、何とか頑張っています。