ずっと前に『「やりがいのある仕事」という幻想』という新書を読んだことがあります。・・・なるほど。そういうことだなと・・・。
実際、最近某サイトでも「やりがいのある仕事につき、自己実現することを目指す生き方をすべき」という趣旨の文章を見つけて、卒倒しそうになった覚えが・・・
自己実現とかいいますが、普通に生きていればうすうす必要だとわかっていながら、絶対に「おまえがやれ」といわれたらやりたくない仕事ってあるはずです。家畜を解体したり、死刑のスイッチを押したり、原発で働いたり、引き取り手のない野良犬や野良猫を殺処分したりするような現実があるわけで・・・。結局バトルロワイアルなんですよね、こういうのって・・・。
これも偏見ですが、(昨日のブログで書いた通り)労働や人生関係で「清く正しく美しく」寄りの主張を見た時に、そんな美談で作られた社会の裏にある、死屍累々の汚い部分を直視してこそその本質を語られるんじゃないかと・・・。
まあ、こんなんいい年して就職もしてない自分がいう資格はないのかもしれませんし、自分が日向の世界に上手く順応できなかった妬みも、若干入っているかも(汗)
ああ、そうそう。「電車の運転士になりたい」っていう子はいても、「線路を整備する人になりたい」っていう子はあまりいないような気がします。