相沢沙呼氏の小説『小説の神様』の神様のコミカライズ、全巻読了しました。
なんか主人公の千谷君が追い詰められていく過程に、続刊である『あなたを読む物語』のエピソードが使われていたので説得力があってよかったです。
そして、あのヒロインのネット炎上は漫画という「絵」だからこそすごい生々しいリアリティがあると思いました。いわれなき罪で日常生活を送れないまでに追い詰められていく様は、なんか、これを思い出したっていうか・・・。
あとがきを読んだのですが、こんな状況にもかかわらず、ここまでコミカライズを続けて下さった手名町紗帆先生の巻末コメントですが、やっぱり自分よりキャリアと社会的責任がある人の言葉は、本当に重くて価値があることを痛感する次第です。
ところで、千谷君たちが通う高校の文芸部の話ですが、たとえ自分が入部したとしても孤立してしまうと思います。作風がアレなんで・・・。