私の恩師、美音異星人氏がカンボジアの映画監督、リティ・パン氏の戦争ドキュメンタリー映画『照射』に出演されました。
その映画が美音異星人氏のパフォーマンスと共に広島国際映画祭で上映されることとなり、招待を頂いたので22日に拝見させていただきました。
照射はパン氏がカンボジア人として経験されたポルポトの虐殺、ナチスのホロコースト及び広島・長崎の原爆投下を扱っており、ひたすら静かな雰囲気の中で、人がゴミのように殺されていく様が淡々と映し出されていました。やっぱり爆撃機は怖いですね。
まあ、ハリウッドでも肉体派の俳優さんに人がゴミのように殺されていくシーンはありますが、それとは大違いでした。特にブルドーザーのシーンはショックだったよ・・・。
「事実」を扱っているから過剰な味付けもごまかしもない分、人を殺すことがどういうことなのかが嫌というほど伝わってきました。
で、よくファミ通やゲーム系のニュースサイトで、新作ゲームの紹介記事に「リアルな戦場を追求」という言葉が書かれていると思いますが、ああした内容のドキュメンタリーを観るにあたり、平和な守られた環境で戦場をリアルに感じようとすることなど、500兆年早いことを思い知らされる感じでした。
そして、美音異星人氏のパフォーマンスですが、新しい表現のマスクガールが見られてとてもよかったです。
世の中に関しての氏のお言葉は何度も聞いているのですが、その感情がほとばしるようなダンスはいつ観てもすごいと思いました。
いや~、なんかまとまらない感想で本当にすみませんが、昨日は本当にいい経験をさせていただきました。有難うございます・・・。