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2022年7月18日月曜日

病的な側面

 今、『モリのアサガオ』のドラマ版を観てるんですが、相手が死刑囚ということで、どっかみんな病的な所を強調するような演技が目立っていたなと思いました。特に大福をオッパイに例えて欲しがっていたおじさんと、獄中結婚の人がインパクトに残りました。

なんかいつ爆発するかもわからん爆弾を抱えとって、それを主人公(と社会)にちらつかせて喜ぶ、みたいな・・・いや、渡瀬さん以外ですがね・・・。

で、いつか母が新聞に刑場が掲載されたことに対して、「あんなショッキングな内容のものは載せなくていい!」と怒ってましたけど、あれでよかったんじゃないでしょうか?どうせやるんだったら、アメリカみたいにオープンにすべきだと感じるので・・・。

そういえば、『岬のマヨイガ』というアニメ映画も観ました。

3.11というセンシティブなテーマを扱ってるので、楽に観られる作品じゃないと思ってある程度は覚悟していましたが、やっぱり予備知識なしに子供に見せると泣くような作品だと思います。

確かに必要以上に悲惨な描写をせず、こういう非常事態で渦巻いていただろう生々しい現実を容赦なく剔抉することではなく、温もりのあるファンタジーに昇華しているいい作品だったんですが、センシティブな問題が問題だけに、ね・・・。

特に、玲子ちゃんが引っ越していった友達に対する言葉は、胸に重く刺さりました。

ああ、幼稚園の時『火垂るの墓』を観させられた時のことを思いだしたよ・・・。多分、大人の善意でこういうのを子供が強制的に観させられて、ショックをうけるケースってあると思うから、注意しなけりゃ・・・と感じます。

いや、別に『岬のマヨイガ』みたいなアニメ映画が悪いわけじゃないんですけど・・・ね・・・。