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2022年7月31日日曜日

ポスタル雑感

 ちょっと最近、あまりいいたくはないですが、『ポスタル』っていうゲームをやっています。

まあ、Steamで無料だったもので・・・。で、本ゲームは銃による大量殺人を扱っているんですが、自分が感じたことを正直に書いていきたいと思います。

なお、こっから下は反社会的ともとれる表現が含まれており、気分を害する方もいると思うので、それでもという方は「続きを読む」をクリックしてください。

まず、大原則として私は現実において戦争はともかく、人を殺すという行為は断固として許さないというスタンスです。それ故に、実際の殺人事件をスプラッター映画の感覚で面白がったり、犯人を礼賛したりするような言葉を心の底から憎んでいます。私だって自作小説で同じことをやっているので、そこに大きな後ろめたさがあります。

だからこそ、ポスタルに対して「ちょっと物足りないな・・・」という感覚を抱いてしまいました。ポスタルは大量殺人を扱ったゲームで、文字通り一般市民や警官を相手に銃を気ままに撃ちまくり、虐殺できます。特にマーチングバンドの下りは強烈でしたし、良識のある人がプレイしたら間違いなく神経を逆撫でされる表現(断末魔のセリフとか、処刑シーンとか)が盛りだくさんです。

ですが、それでもどっかでポスタルは踏みとどまっているなと感じたんです。なぜなら、攻撃できるキャラには男女がいますが、大人ばかりです。ですが、現実の殺人事件においてはそれこそ誰でも犠牲になるわけです。妊婦であれ、子供であれ、障害者であれ、老人であれ・・・。

きっと、ポスタルは良識へのアンチテーゼを扱った作品だったと思います。そうなら、そこをもっと容赦なく表現してほしかったなと感じました。こうしたリアリティに向きあってこそ、良識への真のカウンターが生れていたのに・・・と私は思ったのです。

すみません、タダでやっておきながらこんな偉そうなことをいってしまって・・・。

続編も未プレイだしね・・・。