最近、入江 杏氏の『わたしからはじまる』を読んでいます。
なんか、絵本や童話がやはり殺人事件の被害者遺族の心情を表す重要な役割を果たしているなと感じました。
ですが、なんか芸術が人の弱さばかり見てる・・・みたいな書き方を某本で見ましてですね・・・ああ、そうですか。芸術というものは単なる意気地なしを慰撫するだけのものであるというような認識だと・・・。じゃあ、無縁でよかったじゃないですか・・・。認識はどうかと思いますが・・・。
で、こぐまのミシュカのおはなしも読んだわけですが、戦争や災害など、人の死を扱った絵本や童話がある中で、※殺人事件そのものを描いた作品は殆どないだと思うので、そういう意味では生々しさと覚悟が違うと思いました。
※一応、推理物では殺人事件っていくらか出てくると思うんですが、遺族の苦しみとかアフターライフとかいったものではなく、謎解きがメインなのでそこまでリアルに描かれているわけではないと思います・・・。