洋介犬先生の漫画『ジゴサタ』の2巻を読みました。
前巻と同様に、地獄を中心にして巡る人間ドラマを描かれていますが、やっぱり『死役所』と『善悪の屑(外道の歌)』が合わさったような雰囲気でした。
で、作中で80パーセントの人が煉獄に行くという趣旨の台詞があって、ああ、それが人間のリアルなんだよな~と感じました。
こうして読んでみると、『ジゴサタ』って現実社会の苛立ちが叩きつけられてるみたいに感じます。人を殺したことに優越感感じる人とか、それを正当化する人とか・・・特に、23話と26話が印象に残りました。
そして、特に面白かったのが35話です。デスゲームを主催していた男が、自分がやってきたことと同じ目に合うくだりを見て、なんか『ソウ』シリーズのパロディみたいで何度も笑いました。そして、「たぶん作者の方はそういう類の映画とか漫画とかが嫌いだったんだろうな」と邪推しました(汗)