ずっと前に『ぼくたちのムッシュ・ラザール』というカナダの映画を観ました。
とある小学校の教室で先生が自殺し、その代わりにやってきたラザール先生と、自殺によって傷ついてしまった子供たちが心を通わせる様子を描いたものなんですが、自殺というショッキングなテーマを過剰に出さずに、その後のことを淡々と描くような演出がよかったです。
特に生徒の一人が、先生の自殺が自分のせいだと泣きながらいうシーンは、印象に残りました。
それとずっと前、あずみきし先生の『死役所』でも、担任の先生が自殺して、もしかしたら自分のせいかもしれないという不安に駆られ続けた男性が登場するエピソードを思い出しました。
映画の話に戻りますが、先生が自殺した原因は最後まで明かされません。もしかしたら死役所みたいに失恋じゃないかと思ったりします。