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2024年5月5日日曜日

見くびるという行為

 某作家さんのポストをよく見ていますが、やっぱり何度も書いたように、誰か(特に弱者)を助けたいとか、同情するような発言をネットでしたり、行動したりする際には、『アルジャーノンに花束を』と『アフリカのシュバイツァー』の2冊は必ず読んでおいた方がいいな・・・と思いました。自制の為に・・・。

まあ・・・こういうの金太郎飴っぽいネタだとは思いますが、やっぱり個人的に目立っちゃうもので・・・(汗)

そういう持てる者が持たざる者を見くびる形で共感するような言動をするケースって散見されますが、もし自分が教育格差や経済格差の下位にいて、「学びは大事」だとか「知性とか学術とか法とか、そういうものこそが人間らしい温かさや優しさに繋がる」みたいなことをしたり顔で言われるとどういう気分になるのか?それを考えず、アンダークラス(貧困とか生活保護受給者)に発せられる一方的な善意など、語弊を恐れずにいえば一種のDVであり、弱者をダシにして優越感に浸っている行為だといえます。

こういう所で、私は『光とともに…』で自閉症児に対して独善的な行動をした上に、主人公の母親に「私 自閉っ子大好きなのよ」と言い放つ(初登場時の)郡司先生を思い出すというか・・・。現実問題、支援者が相手のことを「自閉ちゃん」とか「ダウンちゃん」ということがあるみたいで・・・。