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2024年5月3日金曜日

そのつもりがなかったとしても

 ちょっと前に、神戸の私鉄で準急電車が止まるべき駅を通過していた・・・ということがありました。で、今日も同じようなことを経験しました。

ちょっと市内に出て、バスセンターでバスを待っていた時のことです。こっちが待っている一つ後ろの乗り場にバスが間違えて停車し、ドアを開けてお客が乗りはじめました。みんな呆気にとられた後に小さなパニックが発生し、一人のおじさんがバスの降車ドアを開けさせ(運転手さんに何か頼む時ってそうしますよね?)、運転手さんを罵倒していました。結局、半端に間違った位置でお客を乗せた状態で、バスは正しい場所に移動したのですが、なーんか後味悪いなーと思いました。だってそのおじさんが、正しい位置に止まった後も、「お前は客をバカにしとるんか!」みたいなことを運転手さんに怒鳴っていましたから・・・。

『リエゾン』という漫画でも、人のミスは見方によっては自分がバカにされているように感じる・・・というシーンがあったと思いますが、状況次第によってはそうなってしまうと思うのです。無論、カスハラやクレーマーが許されるわけではありませんが・・・。

こういう所から、今日起きたことはウェブの俗悪なコンテンツで、(失敗した運転手さん側に立って)短絡的な溜飲を下げるようなバズり方を狙うような話のネタになりそうな感じがする・・・と思いました。口先だけでは安全圏で悪を追及するのはたやすいことです。でも、もし状況次第によって自分は絶対にやらない保証はあるのか・・・それを考えていきたいかと・・・。自分は絶対悪い存在ではないといい切れる方が、結構差別やいじめを無自覚にやってるケースって、ありますから・・・。